「冬ドラマ」の明暗と「春ドラマ」の期待 早くも注目の夏ドラマ、「GTO」反町隆史の“お相手”は

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「再会」はマジメな推理物

 3位はやはりテレ朝の「再会~Silent Truth~」(火曜午後9時)。7回分の平均値は3.7%(同6.6%)。視聴者を裏切らないストーリーが好感を抱かれた一因だろう。近年の推理物の中には視聴率や世間の反応を見て、中盤前後に設定を変えてしまう作品もある。これでは犯人は決して当たらない。

「再会」は違った。物語が与えてくれるヒントに従って推理をすれば、真相に近づいた。元同級生4人(竹内涼真、井上真央、瀬戸康史、渡辺大和)の関係性にも現実味があった。コアは普通。

 同じく3位はフジテレビ「ヤンドク!」(月曜午後9時)。7回分の平均値は3.7%(同6.1%)。主人公は元ヤンキーの脳神経外科医・田上湖音波(橋本環奈)。医療物とヤンキー物の融合作品である。

 この作品の場合、現実味も説得力もあまり感じさせない。ただし、それでも良かった。正義感が強く、情に厚い湖音波は十分に魅力的な人物だ。橋本は若い世代に人気だが、意外やコアは普通。ヤンキーの大流行は1980年代だからか。

 5位はTBS「未来のムスコ」(火曜午後10時)。6回分の平均値は2.8%(同4.9%)。28歳の主人公の汐川未来(志田未来)は女優になる夢をあきらめかけていた。そこへ10年後の世界から1人息子だと名乗る颯太(天野優)がやって来て、力をもらう。「家族の存在とは何か」を考えさせる。ラブコメの要素の採り入れ方も絶妙。コアは高い。

 6位はフジ「プロフェッショナル 保険調査員・天音蓮」(木曜午後10時)。8回分の平均値は2.7%(同4.8%)。主人公は保険金詐欺などを防ぐために存在する保険調査員・天音蓮(玉木宏)。元警視庁捜査1課の敏腕刑事だったこともあり、調査の腕はピカイチだ。

 保険調査員なら警視庁刑事のように1課(殺人や誘拐など)、2課(詐欺などの知能犯など)と担当が分けられていない。何でも調べられる。主人公の立場や全体の設定がよく考えられている。コアは低い。

 同じく6位はやはりフジ「東京P.D. 警視庁広報2係」(火曜午後9時)。5回分の平均値は2.7%(同4.7%)。主人公は警視庁広報課2係の今泉麟太郎(福士蒼汰)である。

 準主演で広報2係を率いるのが、係長で元捜査1課刑事の安藤直司(緒形直人)。今泉は当初、捜査に直接タッチしない広報の仕事を舐めていたが、安藤の下で働くうち、その重要性に気付く。

 警察の広報を舞台とする映画「64(ロクヨン)」(2016年)はあったが、ドラマでは異色だ。コアは普通。

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