高比良くるまの熱愛 “戦友”サーヤとMEGUMIの「強烈な共通点」とは? 「王道」の恋愛を選ばなかった「くるまらしい」理由も
分析マシーンが欲しいのは「トロフィー」でなく「究極の共犯者」? 挫折を血肉に変えたMEGUMIの強さ
現在、MEGUMIさんに向けられる女性たちからの支持はピークに達している。夫の不倫という、ともすれば「悲劇のヒロイン」になりかねない苦難の離婚劇を、一切の悲愴(ひそう)感を見せず、むしろ「美容と仕事」への情熱に転換して前向きに進み続けた。その強さは、令和を生きる多くの女性にとっての福音となったのではないか。
これまでの芸人と女子アナの結婚が「安定した家庭」を象徴していたのに対し、この二人の関係が象徴するのは「知性の共鳴」である。くるまさんは自らのスキャンダルすらネタにするヤンチャな分析家だが、そんな彼の特殊性や毒をたしなめるのではなく面白がり、プロデューサーとして仕切ってくれるのは、修羅場を乗り越えてきたMEGUMIさんのような圧倒的な胆力があってこそだ。
MEGUMIさんは単に美しいだけでなく、その美しさを「どう維持し、どう売るか」という戦略的な思考を持っている。それは漫才の構成から露出のタイミングまでを計算し尽くすくるまさんの美学と、驚くほど合致する。若く美しい女子アナという「トロフィー」を飾ることで世間に認められようとした時代は終わり、自分たちの知性と感性だけで、新しい時代のエンタメをプロデュースしていく。この「共犯関係」こそが、令和の王者がたどり着いた、最も新しく、最も合理的な愛の形なのだろう。
結局のところ、くるまさんは「ベタな成功」がさほど好きではないのかもしれない。M-1王者になり、冠番組を持ち、人気女子アナと結婚する。そんな既視感のあるハッピーエンドを「シニカルな分析家」である彼が良しとするはずがなかったのだ。
百戦錬磨のプロデューサーであるMEGUMIさんと手を組み、互いの才能を掛け合わせて未来を設計する。その姿は、くるまさんが放つ最高に精緻で、同時に最高にロマンチックな「お笑い分析」の集大成のようにも見える。女子アナという完璧な鏡に自分を映して安心するのではなく、自分を上回る知性を持つパートナーに挑み続けるのだ。
常識を裏切る大どんでん返しこそが、令和のお笑い王者の進むべき道だ。かつての成功者たちがゴールにしていた「女子アナ婚」を、彼は一気に過去のものにしてしまった。二人がこれからどのようなエンターテインメントという名の火花を散らすのか、わくわくしながら見守りたい。
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