「玄関開けたらヤクザの組長が!」の悲劇も 神戸山口組・井上組長所有「2200平方メートル豪邸」が強制競売に至ったてんまつ

国内 社会

  • ブックマーク

現在はここに住んでいる

 コンサル役員側は両組長の自宅について競売を申し立て、神戸地裁が競売に向けた手続きを開始する決定を出し、土地と建物を差し押さえた。両組長側はこれを不服として最高裁判所に上告受理を申し立てたが昨年8月に判決は確定。その後に支払いがなかったため、神戸地裁が井上組長所有の自宅について入札を実施したという流れになる。

 神戸地裁は2月24日付けで強制競売の入札を公告。不動産の競売サイトに掲載された情報などによると、土地は約2200平方メートル、建物は木・鉄筋コンクリート造の2階建や木造2階建てがあり、売却基準価格は約5200万円。3月11日~18日までの入札期間を経て売却決定期日は4月14日に設定されている。

「井上組長は他にも邸宅を所有していますが、現在はここに住んでいると聞きました」

 と、竹垣悟氏(元山口組系義竜会会長で、現在はNPO法人「五仁會」を主宰)。

 買い手がつき、その人物の意思によっては井上組長は強制退去を余儀なくされる可能性もある。

玄関を開けたら

 他方、万が一にも事情を知らぬ人が手を出したら大変だろう。リクツとしては、玄関を開けたら中に暴力団組長が座っている、なんて事態もあり得ることになる。不用意に買ったら大変な悲劇だ。

 もちろん実際にはこれだけの物件、事前調査せずに手を出す人はおそらく存在しない。そもそも抗争相手の6代目山口組側に狙われて銃撃や放火事件が発生している、一種の事故物件に近いだけに一般人が手を出すような物件ではないとの見方が支配的だ。

「井上組長の邸宅は周辺の物件相場などから7000~8000万円ほどで落札される可能性があるとされています。決して安い買い物ではありませんが、井上組長の知り合いが購入することで今後も井上組長がここに住めるような流れになりそうです」

 と、社会部デスク。

 だまされた側の経営コンサルの執念が導いた競売劇。組長が出ていくことは当面無さそうなので、近隣住民としては抗争が二度と起こらないことを祈るしかない。

デイリー新潮編集部

前へ 1 2 次へ

[2/2ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。