「サトテル」が「村上宗隆」の控え? 「菊池雄星」「菅野智之」が先発起用? 「侍ジャパン」の不安要素は「井端監督」の“メジャー組・過大評価”
最大の懸案事項は
今大会の侍ジャパンで最大の懸案事項に挙げられているのが、救援陣だ。平良海馬(西武)、石井大智(阪神)、松井裕樹(パドレス)が故障で次々に出場辞退。先発投手が多く選出されている中で、純粋なリリーバーは大勢(巨人)、松本裕樹(ソフトバンク)、藤平尚真(楽天)の3人しかいない。抑えの有力候補とみられる大勢は27日の中日戦に9回から登板したが、2死一、二塁のピンチを招くと右ふくらはぎをつって緊急降板と不安を残した。
現役時代にリリーバーを務めた球界OBは表情を曇らせる。
「大勢は昨年11月の強化試合・韓国戦でも9回に同点ソロを浴びて救援に失敗している。投球内容を見ても安定しているとは言えません。抑え候補だった平良、石井が故障で離脱した誤算はありましたが、そもそもリリーバーが少なすぎる。予備メンバーから選出された隅田知一郎(西武)、金丸夢斗(中日)は共に先発投手です。試合の途中から登板する中継ぎは独特のリズムがあるので、先発と調整法がまったく違います。試合の中盤に投げる第2先発は必要ですが、終盤を任せる投手は中継ぎ専任の投手の方がいい。小笠原を予備登録メンバーに選出したことも疑問符が付きます。昨年はナショナルズで23試合登板して防御率6.98とメジャーで通用しているとは言い難い。菅野、小笠原はメジャーの打者から見れば『チャンスピッチャー』です。NPBは能力の高いセットアッパー、抑えがいるのに選ばないのはもったいないですよ」
今回の侍ジャパンで及川雅貴(阪神)が選考から漏れ、杉山一樹(ソフトバンク)は予備登録メンバーだった。阪神とソフトバンクは選手が大量選出されていることが背景にあったかもしれないが、両球団以外にも田中正義(日本ハム)、田中瑛斗(巨人)、荘司宏太(ヤクルト)、山田陽翔(西武)、高野脩汰(ロッテ)などNPBで結果を残しているリリーバーたちがいる。
「メジャー組を過大評価していないか」。井端監督への懸念が杞憂に終わればいいが、果たして――。
関連記事「WBCの収益は日本に不平等すぎる内容? 分配金はたったの13%」では、前回WBCの際の、大会収益の配分について詳述している。収益に大貢献した日本に分配された収益金の驚きの額とは――。




