「出産できなくなるかも…」20代で下した手術の決断 将来のリスクを抱えても守りたかった“自分の未来”
井口綾子インタビュー
タレントの井口綾子(28)が昨年10月、自身のSNSで病気を公表した。「子宮頸部高度異形成」と診断され、円錐切除術を受けたという。まだ20代という若さで経験した闘病は、どのようなものだったのか。(全3回の第1回)
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【写真】「モッツァレラボディ」と言われたモデルの頃、青学時代には「肩出しドレス」姿も。当時から「美少女」…幼少期、小学、高校の井口綾子
きっかけは、2020年に始まったコロナ禍だった。外出自粛などの生活変化から生理不順になり、生理前の状態が続くことで体重が増えてしまった。それを解消するために、井口は低用量ピルの服用を始めた。
その処方の条件である「半年に一度の血液検査」のために、レディースクリニックへ通うようになった。2024年の春、いつものようにクリニックを訪れた際、医師から「ついでに子宮頸がんの検査も受けませんか」と提案される。
「レディースクリニック系の検診は、女性にとって心理的なハードルがどこか高いものです。私自身、それまではあまり積極的に受けていませんでした。でも、その日はたまたま時間に余裕があって、『やってみようかな』と軽い気持ちで受けました。そうしたら、ひっかかったんです」
検査の結果、異常が見つかり、大きな病院での精密検査を受けることになった。その結果、最初の診断は「子宮頸部中等度異形成」。子宮頸がんの「前段階」ではあるが、この段階では治療の術がなく、経過観察を続けるしかなかった。
「最初の精密検査は、子宮頸がんの検査として受けていたので、『もしかしたら、子宮頸がんになっているのかも』と思って……。もし、がんになっていたら子宮を摘出しなければならないのか、まだ結婚も出産もしていないのに……と、不安が頭の中をぐるぐると回り続けました」
「中等度」だと診断された時は一旦安心したという。しかし治療法があるわけではなく、とにかく元に戻るのを祈るしかない。常に心のどこかに不安を抱えたまま過ごす日々が続いた。
医師からは「進行は遅い病気です」と説明を受けていた。しかし1年後の2025年、定期検診で事態は急転する。「子宮頸部高度異形成」へと進行し、手術が必要だと告げられたのだ。
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