武蔵小山「地上げ放火事件」 焼け跡から浮上した“渦中の物件”の意外すぎる来歴

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電光石火の早業

 先の不動産業者の男性が明かすには、

「2年前、銀座にある複数の社交ビル『丸源ビル』をB社が一気に取得して話題になりました。丸源ビルのオーナーは、総資産が1000億円をゆうに超すともいわれ“銀座の不動産王”と呼ばれた故・川本源司郎氏。13年に彼が法人税10億円あまりを脱税したとして逮捕、起訴されると、並木通りを中心に7つか8つあった丸源ビルは廃墟化していました」

 この川本氏が、2年前の2月に亡くなった。

「その直後、3月から6月にかけてのことです。ほぼすべてのビルに、管理会社としてB社の名前が貼られました。それらの物件の価格は総額400億円にも上ると噂されていましたが、業者は誰も手を出せなかった。そこに、B社がパッと入り込んで所有権を取得し、上場会社やファンドに転売した。川本氏の親族や関係者などとどのようなワタリをつけたのか、電光石火の早業でした」

 そんなB社が、不届きな放火事件で浮上した。同社にとっては迷惑極まりない話であろうが、当のB社に訊くと、

「当社が所有した物件は売却済みです。放火事件についてコメントする立場にはありませんが、D・R・Mや売却先からなんの連絡もいただいていないので、なにがどうなっているか分からず、困惑しています」

デイリー新潮編集部

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