「妻からはもう政治家はやめてと言われている」枝野幸男氏が落選後の胸中を独占告白 政治家人生に「悔いはない」

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政治家人生に「悔いはない」

 今後については「やり残したことはありますが、まだ決めていません」と引退の可能性を否定しない。

「どう考えても、次の選挙まで3~4年はかかります。まだ子供は大学生。カネを稼いでいかないと」

 シビアに目先の生活を考えなければならないと語る。

 真っ先に思い付くのは、前職である弁護士への転職だが、しばらくは政治家へ復帰する選択肢を残しつつ、両にらみで働かなければならなくなる。それゆえ、

「時間がかかる事件は受任できそうもない。法律相談くらいから始めていこうと考えています。もちろん需要があれば、評論家や大学教授といった働き口も選択肢に上るかもしれません。ある程度、知名度はあるでしょうから何がしかで食っていくことはできると思っています」

 夫人からは、「もう政治家はやめて」と言われたと明かす。

「妻は、私と同期くらいでとうに引退した元議員の奥さんと今も親しくしている。政治家が引退後、どんなに苦労するか聞かされているんですよ。結婚してから28年間、ろくに家庭を振り返ってこなかったし、“もう十分やれたでしょう”“これからはちゃんと稼いでください”と言うのです」

 子供の頃からなりたかった政治家としての夢は、十分実現できたと語る。

「菅直人政権では官房長官もやらせていただいたし、その後、立憲民主党を立ち上げ、首班指名では何度も2位で指名してもらった。悔いはないですよ」

今の気持ちをAKBソングで言うと……

 枝野氏といえば、カラオケでAKBソングを熱唱するアイドル好きで知られる。今の気持ちを好きな曲で例えてくださいと水を向けると、

「AKB48の名曲『チャンスの順番』ですかね」

 忙しくてなかなか行けなかった「坂道」のコンサートを6月に見に行く予定で、楽しみにしていると笑う。

 はたして再び「チャンスの順番」は到来するのか。

「私に政治家としての需要があるか否か。天命で“もう一度やれ”となればやることになるでしょう。数カ月かけてゆっくり考えたいと思います」

 こう言いながらも、気持ちは揺れている。

「五分五分以上の確率でまだ続けていくと自分では思っていますよ」

 はたしてエダノンvsサナエの論戦バトルを再び永田町で見られる日はやってくるのか……。

週刊新潮 2026年2月26日・3月5日号掲載

特集「落選した『枝野幸男』が揺れる胸中を初告白」より

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