日本ハム「新庄監督」はパ・リーグを“DOMIれる”か? “新守護神”候補に浮上する“与四球ゼロ”潜在能力バツグンの19歳右腕
与四球率「0.0」の守護神?
キャンプイン前日の1月31日のこと。CS放送GAORAで「SHINJOスペシャルナイト2026~夢をつかむものたち~」が放送され、新庄監督もキャンプ地の沖縄県名護市から生中継で出演した。そこで飛び出したのが、新・守護神の起用。新庄監督はこう語っていた。
「ルーキーかもしれないし、今まで抑えをしたことがない選手もですし。慎重なほうがいい。(ストライクゾーンの)際を攻められるほうが」
候補者の名前は明かしていない。しかし、スピン量の多い剛速球で相手打者をねじ伏せるパワー系の投手よりも、制球力に優れたタイプだとヒントを与えていた。
「今季の日本ハムは、先発が出来る投手がたくさんいます。これに対し、クローザーは田中正義(31)だけに任せ切れず、柳川大晟(22)、斎藤友貴哉(31)をマウンドに上げる試合もありました。激しい争いの続く先発ローテーション候補のなかから誰をリリーバーにコンバートさせるのか……」(前出・同)
ベストコンディションで開幕に臨めない可能性はあるものの、ファン感謝デーで名前を呼ばれた伊藤、北山のリリーフ転向は考えられない。達も「将来のエースとして大きく育てる」との見方がされている。そこで、先発ローテーション入りを争っている他の投手を「制球力」で見てみると、加藤貴之(33)の昨季の与四球率は1.63パーセント、金村真尚(25)が1.47パーセント、山崎福也(33)が2.55パーセント。グーリンは2.51パーセントで、福島は2.74パーセントだった。
2025年、NPB全体の与四球率は2.67パーセントだったので、安定した投手陣いうことになるが、柴田の数値が突出している。「0.0パーセント」だ。昨季は高校を卒業したばかりのルーキーイヤーであり、まだ12回3分の1、打者49人としか対戦していないが、プロで四球を一つも出していない。
「柴田の精密なコントロールに新庄監督が着目したようです。福島は強いボールで力勝負が出来るタイプなので、細かいコントロールを求めないほうが良い。こちらは先発で育てていくようです」(前出・同)
新庄監督が初采配を執った22年、開幕投手に選んだのはルーキーの北山だった。その後、リリーフも経験し、侍ジャパンメンバーに選出されるまでに成長したわけだが、伊藤の代役を選ばなければならなくなった際、新庄監督が伸び盛りで売り出し中の若手のなかから選ぶ可能性は大きい。福島かグーリンか、それとも、開幕投手で箔を付けてから柴田を新・守護神に任命することも十分に考えられる。
打撃陣も覚醒!?
ファンに予告や思わせぶりな発言をし、関心を高めるのも新庄劇場らしさだが、今季のキャンプで他球団は、指揮官が招いた臨時コーチにも警戒を強めていた。
「山崎が中日OBの山本昌氏(60)から、スクリューボールを教わっていました。18年、山本氏がスクリューボールのヒントを菊池雄星(34)に伝授し、同年の菊池はウィニングショットでもその球種を使っていました。今季の山崎も要注意です」(ライバル球団スタッフ)
中日・楽天OBの山崎武司臨時打撃コーチ(57)に助言をもらった清宮も、対外試合の初打席で一発を放った。清宮は「自分たちがもっと打てば投手陣が楽になる」と言い、キャンプ中にバットを振る時間も増えた。
新守護神は誰になるのか、万が一に備えた臨時の開幕投手候補もそうだが、新庄監督はファンを惹き付けながら、DOMIろうとしている。
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