同期入社の7割が退社も… テレビ局“大量離職時代”でリハック「高橋弘樹」が語る「私がテレ東を辞めた理由」

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 番組制作などで実績を上げてきたテレビ局の作り手たちが、新たな活動の場を求めて退社するケースが後を絶たない。入社試験は高倍率、さらに高収入とあって「勝ち組」と持て囃されてきたはずの彼らは、なぜ職場を離れていくのか。テレビ東京を退社し、YouTubeチャンネル『ReHacQ』(リハック)を立ち上げた映像ディレクターの高橋弘樹氏(44)に聞いた。

※本稿は「週刊新潮」2026年2月19日号の特集【テレビ業界は大量離職時代 4人のクリエイターが語る「私が辞めた理由」】の一部を再編集したものです。

 テレビ東京に在籍時、『家、ついて行ってイイですか? 』などの人気番組を手掛け、2021年には日経新聞との共同制作によってユーチューブ番組『日経テレ東大学』をスタート。すでに業界の有名人となっていたのが、映像ディレクターの高橋弘樹氏である。

 高橋氏は23年にテレ東を退社し、株式会社tonariを設立。現在はユーチューブで『ReHacQ』を運営し、経済人や政治家らを招いた対談形式の番組で人気を博している。

「私がテレ東に入社したのは05年4月。退職するまでの18年間、ずっと制作部でドキュメンタリーとバラエティに携わってきました」

 とは、当の高橋氏。

「『日経テレ東大学』は、社内で政治経済をテーマにした番組の企画募集があり、応募して採用されたのが始まりです。そして辞めるきっかけになったのもまた、この番組でした。登録者数が100万人を超えて順調だったのですが、会社の都合でその事業が終わり、それまで作ってきた動画が削除されることを告げられた。“それはどうなんだろう”と強く感じましたが、あくまで職務著作であり、著作権者は作り手である私ではなく会社。ただ、やはり自分の作ったものが残らないのは悲しいので、独立するからには、特にリハックに関しては著作権者を自分たちにしようということは決めていました」

 打ち切りの理由については、出演者の人選に上層部が難色を示したため、などと報じられたのだが、

「正確に言うと、私も局内で何が起こっていたのかはわからない。そうした状況は嫌でしたが、マクロな視野で言えば作り手を傷つけないために本当のことを言わなかった可能性もあるので、悪いこととは言い切れない。要するに“嫌だったら辞めるしかない”ということだったのだと思います」

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