長嶋茂雄さん 田園調布「7億円豪邸」の相続が完了 「一茂氏」以外の3きょうだいが受け継ぐ 過去にはテレビで「相続放棄」発言も

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ワイドナショーでの発言

 一体、何があったのか。

 さる税理士があくまで一般論としてこう述べる。

「考えられるのは、遺言でそのように指定してあった可能性です。また、一茂氏が相続放棄をした可能性ももちろん考えられる。さらには、他にも現金や証券などの遺産があり、そちらを一茂さんが受け継いだため、不動産は相続しなかったというケースなどもあり得ます」

 これらは登記だけでは判断できないが、結論を言えば、本件は「相続放棄」の可能性が高そうだという。なぜなら、一茂氏自身がかつてテレビ番組で「相続は放棄した」と繰り返し述べているからだ。

 例えば、2019年6月19日にフジテレビ「ワイドナショー」に出演した際に相続の話題になり、司会者に「長嶋家は、もうそういった問題は大丈夫なんですか? ちゃんとしているんですか」と質問されて、「おれはもう遺産放棄しているって。相続に関しては。実家の方はね」。同じく2022年6月26日の同番組で同様の話題になった際も、「前にも言ったように、うちは相続放棄をかなり前からしているので、興味がないですね」と堂々公にしているのだ。

売却する可能性が高い

 一区切りが付いた長嶋家の相続。今後、気になるのは、3人の所有者に分割された、日本野球界の遺産たる「長嶋茂雄邸」の行く末である。

 前出の税理士は、「売却される可能性が高いのではないか」と言う。

「被相続人の死後、10カ月以内に相続税を支払わなければなりません。この土地の時価が7億円であれば、3きょうだいは合計で数億、一人当たりでも少なくても数千万単位の税を納める必要が生じます。その資金を捻出しなくてはならない。一方で、この土地を単独で所有するならともかく、このまま3分の1ずつ3人が分け合って持っていても、利活用が難しい。それらを考えると、いずれ売却し、その売却益で相続税にかかった分を相殺するという結果になる可能性が高いと思います」

 なお、長嶋氏はこの土地の他にも、都内の世田谷区上北沢に土地を所有していた。ここは田園調布に居を構える前にミスターが住んでいた土地で、引っ越し後はあの中曽根康弘元総理に一時期貸していたという、これまた歴史ある土地だ。この地も昨年11月に登記の手続きが申請され、やはり長女、次女、次男に3分の1ずつ相続されている。この土地も時価6億5000万円ほどとなり、3名にはこの相続税ものしかかる。自宅に売却の選択肢が出てくるのは当然かもしれない。

 ミスターの思い出の地は今後、どうなるのか。どのような形になるにせよ、長嶋茂雄の名が人々の記憶から消え去ることはなさそうだが……。

 関連記事「『田園調布の自宅は土地だけで7億円』 長嶋茂雄さんの膨大な遺産と終活 前住居では『嫌いな人の顔写真を貼って、フルスイング』」では、長嶋さんの遺産と終活の全貌を記している。本人名義のもの以外にもある「遺産」の内訳と、その驚くべき値とは……。

デイリー新潮編集部

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