「異競技からプロレスに転向した選手はブーイングを浴びるものだが…」 ウルフアロンの評判が上々なワケ
東京五輪柔道男子100キロ級金メダリストのウルフアロン(29)が熱い。
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「柔道より才能ある」
昨年、柔道界から身を引き、新日本プロレスに転向。1月4日、東京ドームで行われた棚橋弘至引退試合の前座でデビューし、いきなりNEVER無差別級王座のベルトを獲得した。
3戦目となる18日のイベントは、初メインの8人タッグマッチで勝利。リング上で初めてマイクを握り、
「初めまして。プロレスラーのウルフアロンです!」
と、ファンにあいさつした。
そんな新米レスラーの評判はすこぶる良い。
「柔道など異競技からプロレスに転向した選手は、古巣からは裏切り者扱いされ、新天地でも“プロレスをなめている”などとブーイングを浴びるものですが、今回は違いますね」
と、スポーツライターが目を見張る。
棚橋の引退試合の相手を務めたオカダ・カズチカは、16日付東京スポーツのインタビューで、ウルフのデビュー戦について、
〈素晴らしかったんじゃないですか?(中略)柔道より才能あるんじゃないですか?〉
と絶賛した。
柔道界の変化
驚くべきは、柔道男子代表の鈴木桂治監督による15日付産経新聞への寄稿だ。
〈プロレス転向に対して、柔道界のまなざしは概(おおむ)ね好意的だ。全日本柔道連盟の中村真一会長は「成功してほしい」と快く送り出しているし、「(将来)全柔連としての仕事をしていただくことも十分あり得る」と扉も開け放っている〉
鈴木監督は、ウルフのデビュー戦で、入場時に和太鼓をたたいて盛り上げた。
「閉鎖的だった柔道界がかくも寛容になるとは……。ウルフ自身も、デビュー時には丸刈りにし、柔道着を脱ぎ捨て、ゼロからのスタートをアピール。プロレス好きを公言するだけあって、勝敗にこだわらない、華やかな戦いっぷり。ファンの心をわしづかみにしました」
惜しむらくは、
「マイクパフォーマンスが……真面目過ぎてイマイチなんですよね」
バラエティー番組で鍛えたトーク力を披露しておくれ。







