「月給20万円のほとんどを詐欺につぎ込み…」 ロマンス詐欺を巡って逮捕の僧侶は「詐欺被害の常連」だった だまされ続けた“複雑な事情”とは

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誰も詐欺被害を把握できず

 記事の“事件”以降も、

「詐欺被害に遭い続けていました。でも、誰も把握していなかった」

 と、寺の関係者とは別の知人が明かす。

「後藤さんは、昨年1月に心筋梗塞で、3月には脳梗塞で入院しています。3月の入院時、看護師が詐欺の関連書類を見つけて記事以外の被害も露見しました。業者とのやりとりで“国際通貨基金”や“みずほ国際銀行”などの名称が出ても、おかしいと気付かなかった」

 さらには、五つの銀行から300万円借りていたことや、住民税、固定資産税などの未納状態も判明した。

 こうした状況、「加害者」の特性は、大船渡署にも共有されていたはず。むろん、刑法に触れる罪を犯したのは事実であり、警察は、犯行時においては刑事責任を問える状態にあったと判断したのだろう。だが後藤容疑者は、巨額のマネロンに手を出した動機を語れるのだろうか。今回の事件では、そもそも後藤容疑者を利用して、金融機関の口座を不正に活用した犯罪者組織はまだ判明していない。

 被害者が加害者に転じるなどややこしく、未解明の部分も多いロマンス詐欺事件だが、1月29日発売の「週刊新潮」では、事件の背景と後藤容疑者の生活ぶりなどについて、詳しく報じる。

週刊新潮 2026年2月5日号掲載

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