「視聴率苦戦」「発言炎上」でも「谷原章介」はなぜ重宝されるのか 「サン!シャイン」終了でもフジ新情報番組のMCに
谷原に司会業を勧めた先輩俳優
「5年にわたって朝の顔を務めてくれたわけですし、『サン!シャイン』に至ってはわずか1年で打ち切りですからね。いきなり週5日の仕事を失わせるわけにもいきません。テレビ局はそういうところにも気を使うものですから」
では、谷原のMC力を認めての起用ではないということか。
「もちろん“MCができる俳優”として貴重な存在という認識があると思います」
そう、谷原の本業は役者なのだ。モデル出身の彼が容姿に秀でているのはもちろんだが、俳優となってからはただの二枚目のみならず、嫌味な男や腹にイチモツ持った男、情けない男なども演じていた。
NHKの大河ドラマでは2004年の「新選組!」で伊東甲子太郎を演じたのに始まり、07年の「風林火山」では今川義元、10年の「龍馬伝」では桂小五郎、14年の「軍師官兵衛」では竹中半兵衛、20年の「麒麟が来る」では三淵藤英と5回も出演している。
谷原が司会者として注目されたのはTBSの土曜午前の情報番組「王様のブランチ」の2代目総合司会に就任してからだ。
「彼はオファーを受けるべきかどうか悩んだそうですが、やるべきだと後押ししたのが俳優ながら『パネルクイズ アタック25』(テレ朝・朝日放送制作)の司会を務めていた児玉清さんだそうです。谷原は『王様のブランチ』の司会を10年務め、その間に亡くなった児玉さんの『アタック25』も引き受け、16年からは歌番組『うたコン』(NHK)の司会も続けています。さらに、19年にはNHKで中継された『天皇陛下御即位をお祝いする国民祭典』の祝賀式典で有働由美子アナと共に司会を務めました」
NHKも一目置いていたわけだ。
「軸は役者」
「そして21年から『めざまし8』がスタートします。これ以降、大河ドラマはもちろん連ドラや映画にも谷原が出演することはなくなりました。単発ドラマに出演することはありましたが、数は多くありません」
毎朝、生放送に出演していては難しいだろう。
「それでも舞台だけは年に一度でいいから出演したいと、ほぼ毎年、何かしらのお芝居に出演しています」
一昨年、「A-Studio+」(TBS)にゲスト出演した際、谷原は役者と司会の両立について語っていた。
谷原:今は映像系のお仕事はなかなかできないですね。舞台の仕事は毎年、1年に1回やらせてもらっているんですけど……。体力的に1回が限界かなっていうことと、1回ぐらい役者として活動、作業を積み重ねないと、自分の軸がブレてしまうというか。司会でここまで皆さんに見てもらうのは嬉しいんですけど、軸は役者だと思っているので……。
「サン!シャイン」終了で役者に戻れるチャンスだったのに……。
「『めざまし8』以降、彼の軽はずみな発言が炎上を招くこともありましたが、MC術は達者だと思います。ワイドショー、情報番組、歌番組、バラエティと幅広くこなすセンスや生放送もできるスキルの高さは魅力です。業界ではネットの反応ほど好感度が低いわけでもなく、嫌われているとも思われていません。まだまだMCとしての期待値は高いと思います。将来は関口宏さんのようなMCに化ける可能性だってありますから」
裏番組の「サンデーモーニング」のほうが合っていた?
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