「則本・ハワード・田中」で「楽天ジャイアンツ」!? 「生え抜きスター不在」「阿部監督不評」で、今季巨人に「深刻なファン離れ」の懸念

スポーツ 野球

  • ブックマーク

 楽天から則本昂大が入団し、巨人のオフの補強が一段落した。もっとも、今年の陣容を見ると、首を傾げるような“補強”も多く、岡本和真のMLB移籍で「生え抜きスター」も不在。阿部慎之助監督の不評も相まって、球団関係者からは、「ファンが球場に来なくなるかも」と心配の声も上がっている。

 ***

補強策で迷走

 今季の巨人について、危機感を露わにするのは、球団関係者だ。

「お客さんが球場に足を運ぶ状況を当たり前と思ってはいけない。今年の陣容を見るとレギュラーを張れるスターが不在で、チーム力が高いとは言えない。阿部監督に対する批判も強まっている中、Bクラスに転落するような戦いぶりだと、ファンが球場に来なくなる」

 V奪回を目指す巨人は変革期を迎えている。主力だった坂本勇人、丸佳浩がベテランとなりレギュラーを張り続けるのが難しくなっている。岡本がチームを去ったことで若手の台頭が渇望されるが、オフの補強策で「迷走」しているように感じる。

阪神との力の差

 松本剛、則本をFAで獲得。先発陣強化に向け、楽天のスペンサー・ハワード、前レイズのフォレスト・ウィットリー、前レッドソックス傘下3Aのブライアン・マタの3投手を獲得したが、リーグ連覇を狙う阪神との力の差は否めない。

 松本は昨年日本ハムで66試合出場して打率.188。則本も3年総額13億円で獲得したが、昨年は楽天の中継ぎで起用法が固定されず先発転向は3年ぶりとなる。

「阿部監督は松本をセンターのレギュラーで期待していますが、そちらの方が助かりますね。丸佳浩や佐々木俊輔の方が厄介な打者ですから。則本も35歳と投手としてのピークを越えている。相手を力でねじ伏せる投球スタイルですが、全盛期と比べて直球に球威がなくなっているので対策は考えています」(セリーグ球団のコーチ)

 新加入の外国人選手も、

「ウィットリー、マタについてはまだ来日していないので未知数ですが、ハワードは楽天時代、度重なる故障で稼働期間が少なかった。過度な期待は禁物です」(巨人を取材する記者)

楽天ジャイアンツ

 楽天から則本、ハワードを獲得し、昨年日米通算200勝を達成した田中将大も先発ローテーション入りを目指す陣容に、「楽天ジャイアンツ」と記者の間で揶揄する声も聞かれる。20年にトレードで加入した高梨雄平も元楽天だし、昨オフ退団したオコエもそうだ。一軍打撃コーチのウィーラーも、現役時代は楽天から巨人にトレードで移籍している。一方で、生え抜き組はどうか。不動の4番だった岡本がポスティングシステムでブルージェイズに移籍し、長年チームを引っ張ってきた坂本も衰えが目立つ。 

 かつての巨人は、ON時代はもちろん、その後も、原辰徳、江川卓、斎藤雅樹や桑田真澄、松井秀喜、高橋由伸、阿部、坂本など、生え抜きの4番やエースがチームの中心にいた。しかし、今季はそれが見当たらないのだ。

次ページ:巨人のベンチは暗い

前へ 1 2 次へ

[1/2ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。