「新築タワマンは無理」というあなたに 2026年に家を買うなら意識すべき「2つの狙い目」

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郊外エリアのおすすめ施工済マンション

 都心で人気のタワーマンションも郊外エリアなら手が届きやすい。2026年1月から入居が始まった「プラウドタワー相模大野クロス」( 神奈川県)もその一つ。

 伊勢丹相模原店跡地に位置する、小田急線沿線最高層の地上41階地下3階建て、総戸数687戸のタワーマンション。最上階には眺望が広がるスカイテラスやスカイラウンジを設置し、地下共用施設にはランドリーやシミュレーションゴルフ、シアタールームやフィットネススペースなど充実した共用施設も完備。全区画(207 台)EV充電に対応した平置き駐車場も用意されている。

 2026年1月時点で既に538戸が供給済みで、未販売住戸は149戸。供給済みの多くの住戸が契約済みと販売好調だ。次期販売予定は、最低価格4900万円台(1LDK 35.93 平米)~最高価格 9600 万円台(3LDK 73.80 平米)。

 多くが1億超の東京23区内の新築タワーマンションとくらべると、共働き層なら十分手が届く価格帯だ。今春以降に新規供給される新築マンションは、地価動向や建築費上昇を考えると価格のさらなる高騰が避けられないが、竣工済みマンションならコストアップの影響は小さい。通勤や通学の利便性を踏まえつつ、探してみてはいかがだろう。

2026年は、新築戸建てにも注目

 2026年は、新築戸建てにも注目してほしい。新築マンション価格の上昇により、新築戸建てを併せて検討する人が増えているように感じる。マンションと同様に戸建ての建築コストも上昇しているが、大手ハウスメーカーが戸建て分譲事業に注力するなどラインナップが豊富だ。郊外なら駐車場付き物件も多く、車での移動が便利な子育て層にはうれしい。

 2025年4月以降のすべての新築住宅で省エネ基準適合が義務化されており、新築戸建ての住宅性能は高まっている。広い敷地の大規模街区で、美しい街並みを形成している分譲住宅地もありライフステージの変化に対応しやすいのも魅力だ。

 東日本レインズのマーケットデータによれば、首都圏の新築戸建住宅の2025年12月末時点の在庫件数は14,555件と豊富にあるものの、前年同月比では、12.3%の減少。東京都に限れば、3,339件となっており前年同月比で18.9%の減少と売れ行きは堅調のようだ。

 新築戸建ては完成販売も多く、引渡し時期も新築マンションに比べると早い。固定金利型住宅ローンを選べば、金利上昇リスクを抑えられる。

 また、郊外エリアの中古マンションの動きも堅調だ。買取再販物件の多い都心エリアと違い価格上昇が緩やかなのが特長といえる。価格の値頃感があるため良質なマンションは、早めの決断が必要だ。

 竣工済みの新築マンションにしても、新築戸建てや郊外の中古マンションも資金計画など事前の準備が重要なのは言うまでもない。2026年だからこそ出会える家は、きっとあるはず。住宅取得を検討している人は、安易に購入を先延ばしせず、理想の住まいを見つけてほしい。

岡本郁雄(おかもと・いくお)
不動産コンサルタント及びFPとして、講演、執筆など幅広く活躍中。TV・雑誌など様々なメディアに出演、WEBメディア「街とマンションのトレンド情報局」も運営している。30年以上、不動産領域の仕事に関わり首都圏中心に延べ3000件以上のマンション・戸建てを見学するなど不動産市場に詳しい。岡山県倉敷市生まれ、神戸大学工学部卒。

デイリー新潮編集部

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