「公明党こそ本当の友人」 中道に誘われたと報じられた石破前首相が独白 「信頼関係が揺らいだことは一度もない」

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 衆院選で約200人の擁立を目指す「中道改革連合」。その新党から合流への誘いを受けたと報じられたのが、自民党の石破茂前首相(68)だ。早速、石破氏に話を聞くと、何とも際どい発言が次々飛び出し……。

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「公明党の斉藤(鉄夫)さんから新党に関する話を聞いたことは一度もありません。もちろん政策や価値観などについて(彼とは)これまで意思疎通を図ってきました。昨年10月に公明党が政権離脱した際、斉藤さんから『中道』に関するお話を伺った記憶はありますが、それだけです」

 おもむろにこう語り始めたのは、石破氏その人である。

 1月15日、立民との新党結党を発表した日の夜、公明党の斉藤鉄夫代表(73)は、

「自民党のしかるべき方、率直に言えば、石破さんにも考え方は申し上げた」

 と明かした。立民の野田佳彦代表(68)も3日後のテレビ番組で、

「中道の動きを理解されていらっしゃる自民党議員は複数いる」

 と述べ、自民党非主流派から新党へ合流する議員が出てくる可能性を示唆したのだ。

「恩は忘れるな」

 政治部デスクによれば、

「新党側から勧誘を受けた面々としては、石破氏のほか、岩屋毅前外相(68)や岸田文雄元首相(68)などの名前が挙がっています。石破・岩屋・野田・斉藤の4氏はかつて新進党で苦楽を共にした仲。岸田氏は“ハト派”として知られた宏池会の元領袖で、党内リベラル勢力の重鎮と見られています」

 岩屋氏に話を聞くと、

「(誘いを受けたことは)一切ありません」

 と否定した一方で、

「しっかりとした保守中道の塊をつくらなければいけないという考え方はよく理解できます」

 と新党結成を肯定的に評価する。

 石破氏も、

「中道を志向するというのはいいことじゃないですか。ただし自民党はなぜ公明党が(政権から)離れたのかを一度、真剣に考えるべきです」

 とくぎを刺し、こう続ける。

「公明党の組織力や意思伝達の速さなどを甘く見ない方がいいと思います。自民と公明は民主党政権下の3年3カ月、互いに野党だった時期があります。下野したのは自民党の責任ですが、それでも公明党は共に野党となって支えてくれた。そこからわれわれが政権に戻れたのも、公明党の支援があってこそ。今の自民議員の中には知らない人も多いだろうけど、そういうのは甘く見ない方がいいということです。しんどい時に支えてくれた友達こそ、本当の友人ですよ。その恩は忘れない方がいいと思いますけどね」

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