「のん」12年ぶりの「連ドラ」出演はなぜ話題にならない? 「再出発は喜ばしい」が「加藤浩次」の脚本が…

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のんを起用できるまで

「やはり注目は、加藤が監督・脚本を務めたことより、のんの連ドラ復帰でしょう。彼女は2013年の朝ドラ『あまちゃん』で大ブレイクした矢先に所属事務所からの独立騒動が勃発。その影響もあり、本名の能年玲奈からのんと改名して雌伏の12年を過ごしました。連ドラに出演できなかったのは、各局の編成が旧所属事務所に忖度したことが原因の一つでしょう。当時、彼女が所属していた事務所は、トップ女優を多く抱えていましたからね」

 そこに転機が訪れたという。

「16年末に解散したSMAPから独立した3人をテレビに出演させないよう、旧ジャニーズ事務所が各局に圧力をかけていたのではないかという疑惑について、公正取引委員会が調査に乗り出しました。そして公取委は17年末、移籍制限などを一方的に課すことは独占禁止法違反に当たるとの解釈を示しました。これを機に大手事務所から独立するタレントが増えたのです」

 さらに、昨年9月には内閣官房と公正取引委員会が連名で「実演家等と芸能事務所、放送事業者等及びレコード会社との取引の適正化に関する指針」を公表した。

「指針には、移籍・独立を妨害しないこと、芸名・グループ名の使用制限についてはあらかじめ契約上に明確にした上で十分に説明・協議することなどが明記されました。これらがあってようやく、のんのブッキングに遠慮がなくなったのです。昨年は日曜劇場『キャスター』(TBS)の第3話にゲスト出演し、久々にゴールデン帯のドラマにお目見えしました。それに続いて『こち予備』へのレギュラー出演となったわけです」

 のんの12年半ぶりの連ドラレギュラーは、それほど話題にはなっていないようだが。

「ヒット作にばかり出続けることはできませんから、むしろ再出発にはいいかもしれません。同じ予備自衛英雄補メンバーにはベテランの丘みつ子さん(77)がいます。彼女は一昨年のNHKドラマ『団地のふたり』で主演の小泉今日子の母親役を演じ、認知症になる演技で強烈な印象を残しました。彼女から何か得ることができれば、それだけでものんが出演した甲斐があるかもしれません」

デイリー新潮編集部

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