「WBC後に米国に居座る」という荒技も取りざた 阪神・佐藤輝と球団のチキンレースはどうなるのか

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揉めている様相

 阪神・佐藤輝明内野手(26)と球団の契約更改がまとまらず、2月1日のキャンプインが近づきつつある。自費キャンプ突入さえ取りざたされる事態となっているが、落としどころはあるのだろうか。

「年俸面で揉めることはまず考えられないので、交渉がまとまらず越年が近づいてきた昨年の段階でポスティングシステム利用の件で両者の主張が平行線をたどっているのだなと理解するようになりました」

 と、スポーツ紙デスク。佐藤輝は2024年オフの段階で球団にメジャーリーグ挑戦を訴えている。契約更改がまとまらないのは佐藤輝が2026年オフのメジャー挑戦を確約してもらいたいと主張し、これを球団側が拒否しているためだというわけだ。ポスティングは球団の専権事項であり、佐藤輝が足かせなく海を渡るためには海外FA権の取得まで待たなければならない。彼の場合、それは最短で2029年シーズン、30歳の年に当たる。

悪しき前例を回避

 1月16日、阪神の粟井一夫球団社長は「ファンの皆様が心配していることは承知している。コメントは差し控える」と声明を発表した。

「ファンとしては看板選手がメジャーで活躍する姿を見たいというのは間違いなくあるでしょうが、仮に今年、悲願である連覇を達成できたとしても佐藤輝が抜けてまた暗黒時代に戻るようなことだけは何としてでも避けてほしい、だからもう少し残ってほしいーーといった複雑な感情を抱いていることでしょう。ファンのみならず球団にも共通しているのは“佐藤輝は近いうちにいなくなる人”だと認識している点だと思います」(同)

 球団としては佐藤輝に代わる選手がいれば、彼の思いに寄り添いたいと捉えているフシはある。が、才木浩人投手(27)、森下翔太外野手(25)、石井大智投手(28)ら、メジャー志望予備軍が控える中で佐藤輝と安易な妥結をすることで悪しき前例を作るわけには行かないというのも正直なところだろう。これが交渉を長引かせている原因でもあるようだ。

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