紅白の過激演出から育児バラエティまで 年末年始のテレビを席巻した「異才」の正体
ラッパーでアーティスト
この年末年始のテレビを賑わせていたのがラッパーでアーティストのちゃんみなである。音楽を本業とする彼女は、普段はほとんどテレビにも出ていないのだが、1月2日には「さんまのまんま 42年目もあの頃のまんまSP」に出演して、明石家さんまとトークを繰り広げた。【ラリー遠田/お笑い評論家】
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【写真】タトゥーもちらり…ミニスカ、肩出しのド派手衣装のちゃんみな
1月3日には藤本美貴と横澤夏子がMCを務める育児バラエティの「夫が寝たあとに 2時間SP」に出演した。2024年に結婚して子供を産んだ彼女はこの番組の大ファンであり、熱烈な本人からのオファーと番組側からのオファーが同時にあって、出演が実現したという。
昨年末には自身がプロデュースしたガールズユニット「HANA」と共に初めて「NHK紅白歌合戦」に出場を果たした。露出の多いタイツ姿で舞台に現れた彼女は、大勢の男性ダンサーたちに抱えられながら「NG」を熱唱していた。
そして、バックダンサーたちと入れ替わりにHANAのメンバーが登場して、ちゃんみなは彼女たちと共に「SAD SONG」を披露した。過激で挑発的なパフォーマンスの後に、それとは対照的な温かみのある歌唱を見せた彼女は、多くの視聴者に鮮烈な印象を残した。
若い世代を中心に幅広く支持を得ている人気アーティストだが、この年末年始の出演ラッシュで初めて彼女のことを知ったという人もいるかもしれない。彼女は何者であり、なぜ今これほどまでに注目されているのか。その人物像を紐解いていきたい。
ちゃんみなは、1998年に韓国人の母と日本人の父の間に生まれた。幼少期からピアノやバレエを習い、歌手になる夢を持っていた。しかし、小2のときにBIGBANGのMVを見て衝撃を受け、ヒップホップに目覚めた。そこからヒップホップダンスと歌を学ぶようになった。高校時代に「高校生RAP選手権」に出場して、ラップスキルとキャラクターが注目された。
2017年にはメジャーデビューを果たした。その後は「PAIN IS BEAUTY」「Never Grow Up」「ハレンチ」など数々のヒット曲をリリースして話題になった。ちゃんみなは自ら作詞作曲を手がけているだけではなく、トラック制作やステージ演出などもすべてセルフプロデュースで行っている。
彼女の歌詞には自身のコンプレックスや葛藤、女性としての生き方が率直につづられており、同世代の女性たちから「自分の気持ちを代弁してくれる」と強い共感を得ている。
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