「セクハラメッセージ1000通」で辞職した前福井県知事の“裏の顔” 「親しみやすい反面、危うさが…」
嫌がる女性職員4名に対して、1000通にも上る性的なメッセージをLINEやメールで送るなどしていた、前福井県知事の杉本達治氏(63)。にわかに信じ難いが、表面上は気さくで、すこぶる評判が良かったという。愚行に及んだ背景には、何があったのか。
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スカートに手を入れて尻を……
「素晴らしい知事だったあの彼が、なぜ……」
ついに明らかになった杉本前知事の裏の顔について、さる福井県議はこう驚きの声を上げた。
県政担当記者によれば、
「杉本氏が知事を辞職した昨年12月の時点では、特別調査委員会による報告書が公表されていませんでした。当時はあくまで性的なメッセージの送信があったことしか分からず、自ら早々に身を引いた彼を潔いと、擁護する声も上がっていました。が、1月7日に報告書が公表され、セクハラの全容が詳らかになると、誰もがあきれ返りました」
杉本氏は〈キスしちゃう〉などと、知事就任前の2007年から品性下劣な文章を送り続けていた。被害者が恐怖や屈辱を感じていたことはお構いなし。スカートに手を入れて尻を触るなど、不同意わいせつ罪に抵触する行為に及んだ可能性も指摘されている。
言動に“軽さ”
目下、6162万円の退職金を返還しようともせず、福井県民から大ひんしゅくを買っている杉本前知事。もっとも、在任中は極めて高い人気を誇っていたと、県政関係者は次のように話す。
「東大法学部卒の彼は旧自治官僚だった04年、福井県に赴任しました。総務部長や副知事を務めた後の19年、自民党の推薦を得て知事に初当選。23年以降は2期目に入っていた。“徹底現場主義”を掲げ、県民とのコミュニケーションを重視する姿勢が共感を呼んでいましたね。例えば朝は公用車を使わず、リュックを背負って自宅から歩いて登庁する。その道すがら爽やかな笑顔で、皆に話しかけるのです」
知事が県内の市や町に数日間ずつ滞在し、県民と交流する“微住”などの試みも好評だったそうだが、
「振り返ってみると、杉本氏には言動に軽さを感じることが時折ありました。親しみやすさの裏には、ある種の危うさがあったように思います」
とは、先の福井県議。
「一つの例として、23年の県政報告会で“県議の皆さんとうまくいかなくても、市町の議員さんに相談すれば話が通る”と述べ、県議から反発されたことが挙げられます。本人は市町議との近さをアピールするべく冗談で言ったのでしょうが、県議にとっては看過できない発言。普段は人が良くても、ふいにこういったことが起きるのです」(同)
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