名選手が瓶で頭を殴られて血だらけに…プロ野球「自主トレ中」に起きた珍事件&珍騒動

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キャンプ前のネタ枯れの時期だったから?

 自主トレ中、愛犬を連れて民家の敷地内に侵入し、住民とトラブルを起こしたのが、阪神時代の下柳剛だ。

 沖縄・恩納村で自主トレ中の下柳は2005年1月28日午前0時頃、知人たちとコンビニに立ち寄った際に、愛犬のラガーが車から飛び出したため、あとを追いかけたが、公道と私有地の境界がロープだけだったことから、居住地域と気づかず、民家の敷地内に立ち入ってしまう。

 直後、玄関から出てきた女性に「ここはウチの敷地です」と退去を求められたが、下柳は「犬(ラガー)がいる」「ここは公道じゃないのか。何で出て行かなくちゃならないんだ」などと反論し、その場を動かなかったため、警察が駆けつける騒ぎになった。

 所轄の石川署の警官2人、刑事2人と午前2時半頃まで話し合ったが、「犬を追いかけていた」「門扉を外したわけではない」の2点から「住居侵入には当たらない」として、「指導」の措置となった。

 その後、日本ハムの取材で沖縄入りしていた夕刊紙記者がこの事件を知り、2月中旬になって報道された。

 下柳氏は2024年4月10日付の東京スポーツの連載コラムで、「最後は、その家のご主人からも『下柳、頑張れ』って言ってもらえたし。ことのほか大きく報じられたのは、キャンプ前のネタ枯れの時期だったからなんじゃないかと見ている」と回想している。

久保田龍雄(くぼた・たつお)
1960年生まれ。東京都出身。中央大学文学部卒業後、地方紙の記者を経て独立。プロアマ問わず野球を中心に執筆活動を展開している。きめの細かいデータと史実に基づいた考察には定評がある。最新著作は『死闘!激突!東都大学野球』(ビジネス社)。

デイリー新潮編集部

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