今年のルーキーは「ドラフト4位以下」にも注目だ! 即戦力候補6人の“実名”

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 2月1日に迫ったプロ野球のキャンプイン。ルーキーたちは、新人合同自主トレでの動向が報道されているが、やはり注目度が高いのはドラフト1位の選手である。彼らは、キャンプやオープン戦でもそのプレーぶりが多く報じられることになるだろう。その一方、ドラフトの指名順位は低いものの、1年目から一軍で活躍できる可能性を秘めた選手もいる。そんな即戦力候補について、4位以下の選手に絞ってピックアップしてみたい。【西尾典文/野球ライター】

左右問わず打者の内角に投げ切ることができる

 先発候補となる投手で挙げたい選手が、社会人出身のサウスポーである片山皓心(ひろみ)(Honda→DeNA4位)と増居翔太(トヨタ自動車→ヤクルト4位)である。

 片山は日立一高時代、全く無名の存在だったものの、桐蔭横浜大で大きく成長。4年秋には、神奈川大学野球でチームを優勝に導き、最優秀投手とベストナインに輝いている。Honda入社後は、1年目からいきなりエース格となったが、その後は故障で約2年間公式戦から遠ざかる苦しい時期を送り、社会人5年目にしてようやくドラフト指名を受けた。

「先発として試合を作る力は社会人でもトップクラスでしょう。とにかく制球が良く、左右を問わず打者の内角に投げ切ることができます。ストレートは140キロ台中盤でもベースの上で球に力がある。怪我で長く投げられない時期がありましたが、復帰してからはその影響を全く感じさせません。あと3歳若ければ、もっと多くの球団がリストアップしていたと思います」(関東地区担当スカウト)

 DeNAは、オフにケイ、ジャクソン、バウアーと昨シーズン多くのイニングを投げた外国人投手が揃って退団した。先発投手陣の再編が急務であり、片山にかかる期待も大きい。

 一方、増居は彦根東で2年夏、3年春と2度の甲子園出場を果たし、慶応大でも活躍して、東京六大学野球で通算17勝2敗という実績を誇る。トヨタ自動車では、力のある投手が多い中で2年目から主戦投手になった。一昨年のドラフト会議では指名漏れになったが、3年目の昨シーズンも安定した投球を続け、念願のプロ入りを果たした。

 身長173cmと高くはないが、球持ちの長いフォームで、ストレートと多彩な変化球を投げ分け、安定感が抜群だ。ドラフト会議後に行われた社会人野球の日本選手権では、初戦の四国銀行戦で先発を任され、7回を投げて被安打3、無失点という見事な投球でチームを勝利に導いた。

 ヤクルトは一昨年、昨年と2年連続で規定投球回数をクリアした投手がおらず、投手力不足は顕著で、先発候補として増居が積極的に起用される可能性は高い。

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