「栗山CBOが動けば……」 バラエティに引っ張りだこの「中田翔」が日本ハムに“コーチで復帰”の現実度 カギを握る「稲葉2軍監督」の去就

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有原、西川の復帰

 中田は想定外の形で日本ハムを去ったが、その後に他の主力選手たちも他球団に移籍。変革期にチーム再建を託されたのが、22年から就任した新庄剛志監督だった。清宮幸太郎、万波中正、北山亘基など若手を育成し、他球団でくすぶっていた田中正義、郡司裕也が素質を開花させることでチームは大きく成長。24、25年は2年連続2位となり、投打で成熟期を迎えた今年はリーグ優勝に向けて準備が整っている。

 新庄監督のチーム作りでメンバーがガラッと変わった日本ハムだが、今オフはそれに逆行するかに見える大きな変化が。ヤクルトを退団した西川遥輝が5年ぶりに復帰し、ソフトバンクで2年連続最多勝に輝いた有原航平の獲得にも成功した。

「西川、有原は栗山英樹CBO(チーフ・ベースボール・オフィサー)が監督時代に取得して活躍した選手です。驚いたのは西川の復帰です。事実上の戦力外となるノンテンダーで日本ハムを退団し、今年はヤクルトで活躍できずに戦力構想から外れましたが、栗山さんがプレーする環境を与えた。日本ハムは新庄監督が前面に出ていますが、チーム編成に関してフロント主導です。中田は新庄監督とは現役時代はちょうど入れ違いで接点がない。肌合いも異なるタイプですのでコーチ復帰は現実味がありませんが、次期監督の有力候補である稲葉篤紀2軍監督が就任した場合は、元日本ハムの選手がさらに復帰しやすい環境になる。中田は稲葉2軍監督と現役時代から師弟関係でしたし、コーチとして復帰して恩返しすることは十分に考えられます」(前出の日本ハムOB)

引退セレモニーでの抱擁

 昨年9月にバンテリンドームで行われた中田の引退セレモニーで、印象的な場面がある。栗山CBOと稲葉2軍監督がサプライズで登場。栗山CBOと固い握手を交わすと、稲葉2軍監督とは共に涙を流しながら抱擁を交わしていた。

「中田は退団した際のトラブルで恩師の栗山さん、稲葉さんに迷惑をかけてしまったという負い目があったと思います。労いの言葉を掛けられて感情を抑えきれなくなったのでは。もし今後に2人から指導者として声が掛かったら断らないでしょう。今は野球から離れて色々なことに挑戦したい気持ちがあると思いますが、コーチとしてスラッガー育成を手助けする姿も見てみたいです」(スポーツ紙デスク)

 一方で日本ハムファンの思いも大切にしなければいけない。コーチとして復帰することになれば、賛否両論の意見があるだろう。「大将」の愛称でチームメートに愛された男は、指導者として再びグラウンドに戻ってくる日が来るだろうか。

 関連記事「『有原航平』争奪戦は『日本ハム』が有力候補に浮上 『有原式FA』の過去、『栗山英樹CBO』の影響は?」では、今オフの有原投手の去就について、その裏事情と栗山CBOの影響について詳述している。

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