「寒いですね」に返事は「ああ」だけ… 微妙な初対面から“19歳年の差婚” 「女性として意識しはじめたきっかけは…」

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 人生いろいろ、家族もいろいろ、幸福の形もいろいろ。近年、「結婚がゴールではない」という声も大きくなりつつあるとはいえ、ゴールインした二人には幸せになってほしいと思うのが人情というものだろう。

 そして、そのゴールに到達するまでには、十人十色のドラマがあるのは言うまでもない。目下、幸せに包まれているカップルにエールを送りつつ、出会いから現在までを根掘り葉掘り聞いてみる「令和の結婚事情レポート」。

 今回登場していただくのは、昨年10月4日に入籍、同30日に発表した、俳優の笠原紳司さん(51)と高宗歩未さん(32)だ。

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「怖いかたかと……」

 出会いは一昨年10~11月の舞台「里のバッキャロー!!」。顔合わせの集合写真で隣り合わせ、歩未さんが先輩の紳司さんに「今日、寒いですね」。だが、紳司さんの返事は「ああ」だけ。

「微妙な反応で怖いかたかと思いました」と彼女。紳司さんの方は記憶になく、「人見知りで初対面の人が不得手で、特に年の離れた女性で……」と弁明する。彼女が「Jr.オイスターマイスターの資格を持ってる」と共演者に話すのを聞いて、「そんな資格があるんだ」と驚いた覚えがある程度だ。

 2025年4月、今度は「峠のバッキャロー!!」で再共演。彼は「稽古場でどう過ごし、作品にどう向き合うかを見れば俳優としての姿勢が分かる。いい子だと思いました」。この時、すでに6月の舞台「SAKURA CATS」出演が決まっていた彼に、追加で出演が決まった歩未さんが「6月もご一緒になります」とあいさつ。「よろしくね~」と返した紳司さんもこの頃には彼女に心を許していた。あくまで俳優の先輩として。

 歩未さんも「最初の印象は人見知りだっただけ」と分かり、稽古の進捗を確認され「信頼する先輩に頼られている」と喜んだ。

「意識し始めた」きっかけ

 二人の関係が転換するきっかけは6月の舞台の打ち上げだ。同じ桶のおすしを食べた。3次会でお開きとなり、紳司さんは彼女ら後輩数人をタクシーで送った。その翌朝、LINEが入る。お礼とともに彼女は胃腸炎になったと明かしつつ、「大丈夫でしたか?」と彼を気遣う言葉が。彼女を心配し、「経口補水液をドアノブに引っかけて届けるつもり」で先方宅へ赴くと、少し元気になった歩未さんが。そこでお茶を一杯だけ飲んで帰った。

 回復した歩未さんは「お礼を兼ねてお食事でも」と彼を焼肉へ誘う。「元々いい子で、気に入った後輩という感覚だったのが、(女性として)意識し始めた」と紳司さん。彼女も「初めて二人だけで話し、素敵な人だと思えました」。7月に紳司さんが出演した舞台の稽古場が彼女宅に近く、頻繁に訪れるようになって距離が縮まり、自然と交際開始。彼女が胃袋をつかんだかと思いきや「紳司さんは砂肝やタンを使った男飯を作るのが上手で」と逆に胃袋をつかまれていた……。

デートらしい初めてのデート

 若い頃から「母親になりたい」という夢があった歩未さんだが、検査で体質的に子どもができにくいと分かっていた。結婚を意識する中で「母親になるのが夢だけどできないかも。それでもお付き合いしてくれるんですか」と尋ねたことも。

 だが、これが引かれ合った者同士の運命か。8月頭、夜中に彼女が電話で妊娠の可能性を告げた。「すごくうれしいよ」と紳司さん。翌日、一緒に病院を訪れ、おめでたと判明。彼はその場で「結婚しよう」。彼女も「うれしい! ありがとう」と最上の笑顔を見せた。

 待望の天使が舞い降りたことから「天使の日」に入籍。婚姻届提出後、結婚指輪を作り、有名ハンバーガー店へ。夜は「たまがわ花火大会」を見に行った。自宅デートばかりだった二人の「デートらしい初めてのデート」は入籍当日だった。

 11月1日から同居を開始。12月27日に華燭(かしょく)の典を挙げ、たくさんの祝福を受けた。

 紳司さんは「この年なので子どもどころか結婚もしないと思っていたから、今はとにかく母子共に健康でと願うばかり」。歩未さんは「子どもにとって自慢の親でい続けられたら」と願う。運命の天使の誕生を心待ちにしつつ、「お互いに相手の立場になって考え、“けんかするほど仲が良い”ではなく、けんかせず仲良く、笑顔の絶えない家庭をつくろう」と誓い合っている。

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