「もっと生え抜きを大事にしないと」…「DeNA」の編成戦略にチーム内から疑問の声が 「桑原将志」を低評価してFA流出 一方で「デュプランティエ」「藤浪」は好待遇
デュプランティエに大金をつぎ込むなら…
DeNAは22年以降に4年連続Aクラス入り、24年はレギュラーシーズン3位から下克上で日本一を勝ち取ったが、昨年から不可解な補強戦略が目立つ。昨年はシーズン途中に藤浪晋太郎、ビシエド、フォードを緊急補強。AIを駆使して藤浪の制球力改善に自信を見せていたが、その成果が出ているとは言えない。6試合登板で1勝0敗、防御率4.09。CSではメンバーから漏れたが、3000万円増の年俸8000万円で残留が決まった。今オフはソフトバンクに入団が有力視されていた元阪神のジョン・デュプランティエの獲得に成功したが、年俸300万ドル(約4億7000万円)の単年契約だったことが報じられている。
「デュプランティエの能力が高いことは間違いないですが、米国時代を含めて故障が多く稼働率が低い。昨年も前半戦は大活躍でしたが、後半戦はコンディション不良でファームで過ごす時間が長かった。昨年の阪神時代の年俸が1億1600万円であることを考えると、DeNAは4倍増の契約条件であまりにも高すぎる。阪神やソフトバンクはそこまでの高年俸を払って獲得する価値はないと考えたのでしょう。デュプランティエにこれだけの大金をつぎ込むなら、桑原やジャクソンに好条件を提示して慰留に全力を注いだ方が良かったと思うのですが……」(前出の球団関係者)
ベテランからの苦言
チームの現状に危機感を覚えている選手は多い。昨オフに契約更改を終えた後の会見では中堅、ベテランから若手に苦言が相次いだ。エースの東克樹は「2軍の選手と一緒に練習すると、準備の部分で携帯を触りながらだらだらストレッチしてから全体練習にいく選手も多い。気づいたら野球人生終わってるよ。準備をやれよと自分からは言わないですし、そういう選手にわざわざ頑張ってほしくもない」と厳しく指摘。山崎康晃も「大事な試合前に関係ない話をしている選手もいた。ずっと過ごすブルペンの中で、いい雰囲気というか、戦える雰囲気ではない」と危機感を露わにした発言が報じられた。筒香嘉智、柴田竜拓はテーピングが球場の風呂場に置いたまま、ごみの分別ができていないなどの光景を目にしたことを明かし、グラウンド外の行動で意識の低さを指摘した。
「TBSが親会社だった00年代から暗黒時代が10年以上続きましたが、DeNAになって着実に力をつけ、満員のお客さんでスタンドが埋め尽くされる人気球団になりました。でも、隙を見せたら低迷期に逆戻りするのはあっという間です。桑原がチームを去った状況をどう受け止めるか。楽しく野球をやるのは大事ですが、DeNAはプロ意識が低いと感じる若手が多い。このままではV奪回どころか、Bクラス転落もあります」(DeNAを取材するスポーツライター)
選手個々の能力が高いことは間違いない。意識改革で足元を見つめ直し、王者・阪神の牙城を崩せるか。
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