「もっと生え抜きを大事にしないと」…「DeNA」の編成戦略にチーム内から疑問の声が 「桑原将志」を低評価してFA流出 一方で「デュプランティエ」「藤浪」は好待遇
DeNAの編成戦略にチーム内部から疑問の声が上がっている。攻守の要だった桑原将志がFAで西武に移籍し、先発ローテーションを担っていたアンドレ・ジャクソンはロッテへ。アンソニー・ケイはMLBのホワイトソックスに移籍した。前阪神のデュプランティエを獲得したが、戦力ダウンは避けられない。相川亮二新監督は難しいかじ取りを迫られている。
***
【写真を見る】マイナスが大きすぎる!? ベイスターズに来た人&去った人
日本シリーズMVP
DeNAはFA移籍した桑原の人的補償で西武から古市尊を獲得したことを、今月8日に発表した。強肩とインサイドワークに定評がある23歳の捕手で、打撃も思い切りの良さが魅力だ。山本祐大、松尾汐恩との定位置争いに割って入ることが期待される一方で、桑原が抜けた穴は大きい。打線を牽引するチャンスメーカーとして活躍し、ソフトバンクと対戦した24年の日本シリーズでは打率.444、1本塁打、9打点の大活躍。日本シリーズ新記録の5試合連続打点でMVPを受賞し、26年ぶりの日本一に導いた。センターの守備能力も高く、ゴールデングラブ賞を2度受賞。ケガを恐れないダイビングキャッチで何度もチームを救ってきた。
「グラウンド上で残す数字以上に貢献度が高い選手です。DeNAは伸び伸び楽しくプレーするチームカラーで、クワ(桑原)も明るい性格のムードメーカーでチームを盛り上げますが、空気が緩いなと感じたらビシッと締めることができる。こういう選手は貴重ですよ。高卒で入団し、14年間プレーしていたのでDeNAに対する愛着は強いはず。西武に移籍すると聞いたときはびっくりしました」(DeNAの球団OB)
絶対に残さなければいけない選手
西武は23年以降5、6、5位と低迷していることに加え、桑原が本職で守るセンターには、昨年自身初のゴールデングラブ賞を受賞した若手成長株の西川愛也がいる。それでも、西武サイドは桑原を「チームを変革するために必要な選手」と高く評価して猛アプローチした。DeNAの球団関係者は「絶対に残さなければいけない選手だった」と語気を強めた上で、こう続ける。
「詳細は言えませんが、DeNAが桑原に提示した契約内容を見ると、高く評価しているとは言えないものでした。桑原は人格者なので何も言いませんでしたが、他の選手だったら怒りをマスコミにぶちまけても不思議ではない。生え抜きを大事にしない球団は強さを持続できませんよ」
[1/2ページ]



