〈愛子さまを天皇に!〉 過熱する世論と直視を避けたい政府 「結婚で皇室を離れられた後では手遅れ」と専門家が指摘
「愛子天皇」誕生を切望――。過熱する世論を前に、高市早苗首相(64)が難しいかじ取りを迫られている。一方で、女性天皇容認を巡る議論のタイムリミットは、刻一刻と近づきつつあるのだ。
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「2026年は皇室にとって、非常に大きな意味を持つ一年となります。“愛子さま人気”はもはや一過性のブームではなく、大きなうねりの兆しすら見せ始めている。沸騰する国民の熱量に対し、政治の側は直視を避け、両者の間には覆い隠せない断絶が生じています」
こう語るのは、皇室制度に詳しい名古屋大学大学院の河西秀哉准教授である。
読売新聞が25年12月に発表した全国世論調査(9~10月実施)で、女性天皇を認めることに賛成と答えたのは69%。共同通信が24年春に実施した調査では、実に90%が女性天皇容認と回答した。
ネット上では〈愛子さまを天皇に!〉を掲げたオンライン署名が12月23日時点で5万5000人を突破し、愛子さまフィーバーの勢いはとどまるところを知らない。その理由について、
「愛子内親王は“人の役に立ちたい”という理由から日本赤十字社に就職され、ボランティアに関する業務に従事なさっています。また25年5月には能登半島地震の復興状況を視察するため石川県を来訪されるなど、そのお人柄に魅かれる国民はますます増えています」(同)
宮内庁担当記者も言う。
「25年12月17日、宮内庁埼玉鴨場(越谷市)で、メキシコやノルウェーなど16カ国の駐日大使らを招き、日本伝統のカモ猟を紹介する鴨場接待が行われました。今回、愛子さまが初めて単独での接待役を務められ、英語を交えて大使ら一人一人と懇談されるなど、終始、和やかな雰囲気を演出されていました。その見事な接遇に“素晴らしい資質をお持ちの方だ”と大使らも大変満足した様子でした」
岩盤支持層の離反
愛子さまにとって初の海外ご公務となった25年11月のラオス訪問についても、
「事前に専門家から現地の言葉を学ばれ、移動中もラオスの歴史や文化に関する資料を読み込まれていました。そんな公務に全力で応える姿勢が先方にも伝わり、最上級の歓待で迎えられました。到着後の晩餐会では出席者らと愛子さまの会話が弾み、当初の予定時間を超える一幕もあったほどです」(前出の記者)
愛子さまだけでなく、秋篠宮家の次女・佳子さま(30)も25年はご公務を精力的にこなされ、女性皇族の活躍めざましい1年となったが、
「高市首相は5年前の月刊誌のインタビューでは、歴史上8人の女性天皇がいたことから“女性天皇には反対していない”と述べていました。しかし安定的な皇位継承に向けた与野党協議が続く中、自民党側トップを務める麻生太郎副総裁(85)には配慮しつつも、議論が進まない現状にいら立ちを強めているそうです」(政治部デスク)
河西氏は、別の理由を挙げる。
「高市首相が皇室問題に踏み込まないのは、脆弱(ぜいじゃく)な政権基盤から、もし女性天皇容認の姿勢を打ち出せば、岩盤支持層である保守派の離反を招きかねないと恐れているためではないでしょうか。しかし憲法1条には、象徴天皇の地位は〈日本国民の総意に基(もとづ)く〉とうたわれています。この原則に立ち返れば、国民の多くが望む愛子天皇誕生を否定する理由は見当たりません」
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