“贅沢税”だけで「267億円」を支払うドジャース…「オールスター級の戦力」を誇る金満球団が背負った“1500億円”超の後払い
まだまだ補強?
今季のドジャースは、98年から00年のヤンキース以来となる「3連覇」を懸けた戦いに挑む。チームを指揮するデーブ・ロバーツ監督(53)は現地メディアに囲まれた際、必ずと言っていいほど口にするのが大谷翔平(31)のことだ。
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「できることなら、WBCでの二刀流は回避してもらいたい」
MLB屈指のクローザーであるエドウィン・ディアス(31)の獲得に成功しても、チームの命運は大谷次第ということか。しかし、現地での声を聞いてみると、ドジャースの補強はまだ、終わっていないようだ。
「カブスからフリーエージェント(以下=FA)になったカイル・タッカー(28)を獲る話も、完全には消えていません。タッカー側が長期の大型契約を希望する一方、ドジャースは高額年俸での短期契約にまとめたいようです。メジャーリーグを代表する左腕、タイガースのタリク・スクバル(29)のトレード話にしても、オフになってその情報がまるで聞かれなくなりました。ドジャースが獲得に動く可能性は、まだ消滅してはいません」(現地記者)
メジャーリーグの試合に出場が可能な40人のロースター枠を、昨季のドジャースで振り返ってみると、大谷、山本由伸(27)、佐々木朗希(24)、フレディ・フリーマン(36)、ムーキー・ベッツ(33)、ブレイク・スネル(33)など9人が外部から獲得してきた選手だった。ドジャースは傘下のマイナー施設やコーチングスタッフなど育成面でも一定の評価のあるチームだが、FA市場やトレードで、トップクラスの有名選手も獲り続けてきた。
「これだけの選手をそろえているのですから、ワールドシリーズを制覇して初めて『勝った』と言えるチームです」(前出・同)
それだけではない。「贅沢税」とも呼ばれる「Competitive Balance Tax(以下=CBT)」(チーム総年俸があらかじめ定められた額を超えると支払い対象となる)を払い続けても十分にやっていける収益を確保しているのだ。
昨年12月、ドジャースがディアスと3年6900万ドル(約108億円)で契約した直後、メジャーリーグ機構は25年の全30球団のチーム総年俸額、CBT対象となった9球団とその金額を発表した。
1位はもちろん、ドジャースだ。チーム総年俸4億1734万1608ドル(約658億円)で、メジャーリーグ機構に納めたCBTは1億6973万5768ドル(約267億2000万円)。CBTの対象となったのは9球団だが、ドジャースの納めたCBTがチーム総年俸ランキングの下位12球団の年俸総額を上回ったことで、米メディアは「金満球団の出納帳が公開された」とも揶揄していた。
「今オフはディアスを獲得したので、CBTはさらに上がります。CBT2位のメッツはドジャースにディアスを奪われ、主砲のピート・アロンゾ(31)もFA退団してしまいました。3位のヤンキース、4位・フィリーズを含め、CBTの上位球団は金縮に舵を切っています。ドジャースだけが高額なCBTを払い続けることになりそうです」(米国人ライター)
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