完投数ダントツ1位の「日ハム」に最多勝「有原航平」帰還の衝撃…「新庄マジック」と最強投手陣で2026年のパ・リーグを席巻か

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日本ハムの作戦勝ち?

 6年ぶりとなる有原航平(33)の北海道日本ハムファイターズ帰還も「新庄マジック」と言っていいだろう。25年シーズン、14勝でパ・リーグ最多勝のタイトルを分け合った有原と伊藤大海(28)が先発ローテーションに並び立つ。北山亘基(26)、加藤貴之(33)、山崎福也(33)、達孝太(21)、細野晴希(23)、グーリン・ルェヤン(25)、金村尚真(25)……。来季、日本ハムは12球団最強の先発投手陣を持ったわけだ。

「有原はフリーエージェントではなく、自由契約です。ソフトバンクも残留交渉を続け、巨人も早くから獲得調査を進めてきました。有原のメジャーリーグ再挑戦の気持ちは本当でしたが、停滞していた米球界との交渉の頃合いを見計らって、一気に日本ハムがアタックを掛けました」(ベテラン記者)

 4年総額30億円の大型契約が結ばれた。日本ハムの作戦勝ちである。というのも、昨今、プロ野球界には“新しい慣例”が定着していた。メジャーリーグから日本球界に復帰する選手は外国人選手と同じ形態の契約を望み、それを受け入れる球団も増えているという。

 有原は22年オフに「3年12億円」の契約をソフトバンクと結んだが、外国人選手と同じ契約なので25年シーズンが終了した時点で満了、自由契約となった。もっとも、メジャーリーグから帰還した日本人選手の全員が外国人選手のような契約を望むわけではなく、有原も24年4月に国内FA権を取得した。

「日本ハムは有原がFA権を行使せず、契約満了となるのを見越していたような節も見受けられます」(前出・同)

 それは、先秋のドラフト会議である。日本ハムは1巡目の指名抽選で立石正広(22=阪神)を外し、2回目に仙台大学の強打の外野手である平川蓮(21=広島)に入札した。その年のナンバー1選手を指名するのが、日本ハム流。2回続けて野手に入札したので「打線強化を狙っている」と他球団も察したが、3回目の入札で選んだのは明治大学の投手・大川慈英(22)だった。東京六大学リーグでは、主にリリーフで投げてきたが、1位指名にもっとも驚いていたのが大川自身だった。チームメイトの小島大河(22=埼玉西武)の1位指名で盛り上がっていたところで名前を呼ばれ、目を丸くして半信半疑といった表情を浮かべていた。

 また、現役ドラフトでも巨人のクローザー候補だった菊地大稀(26)を指名した。ブルペン陣を立て続けに強化したナゾが、有原獲得で解けたと言っていい。

「リーグ優勝したソフトバンクから、いきなり14勝をもぎ取ったことになります。ちょっと早いですが、26年の優勝候補に日本ハムを挙げる声も増えると思います」(スポーツ紙記者)

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