鬼木達監督は「ポスト森保」なのか 「優秀な選手をうまく動かして優勝に導くのは並大抵のことではない」
次期日本代表監督の有力候補
2025Jリーグアウォーズ(表彰式)で、鹿島アントラーズの鬼木達監督(51)が優勝監督賞に輝いた。
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過去に川崎フロンターレ監督として受賞が4度。複数クラブで優勝を果たした監督は初めてで、5度目の受賞は史上最多である。
そんな鬼木監督は、スポーツライターによると、
「次期日本代表監督の有力候補に挙がっています」
W杯本番を半年先に控えるさなか、いささか拙速な議論に思えるが、
「いやいや。W杯が終わると各国ともすぐに次の態勢を整える必要がありますから、大会後に動いていては遅過ぎます。毎回、エージェントなどから100件以上の売り込みが来るそうですよ。森保一監督2期目が終わる今回は、今まで以上に多くの売り込みが寄せられるでしょう」
9年ぶりの優勝
実は、森保監督が就任した18年にも鬼木氏は候補に挙がっていたという。
前年に川崎の監督に就任したと思えば、いきなりリーグVを達成。クラブに初のタイトルをもたらしていたから当然とも映るが、
「“風間八宏前監督の遺産のおかげ”と陰口をたたかれていました。監督を選考する技術委員会の会合でも同じような意見が大勢を占め、早々に候補から脱落したと聞いています」
それを言うなら、国内主要3大会と国際大会を合わせて21ものタイトルを獲得している鹿島を優勝させても、当然というか、采配の成果とはならないのでは?
「鹿島のリーグVは実に9年ぶりですから。たしかに当時の川崎は優勝してもおかしくないだけの駒がそろっていましたし、今の鹿島もしかりです。だとしても、それをうまく動かして優勝まで導くのは並大抵のことではありません」
候補には、元代表選手として名をはせ、現代表チームでコーチを務める名波浩氏(53)や、現U-22代表監督の大岩剛氏(53)の名も挙がっている。しかし、
「共にJリーグでの監督経験はあるものの、実績は鬼木さんに遠く及びません」
名将は、次なる栄誉を手にすることができるのか。


