「おこめ券」が不評の鈴木農水相 父親に“あやしい過去”が… 後援会幹部は「あいつは昔、週刊誌沙汰になったことがある」
JA福島信連を提訴
新聞・週刊誌は1990年代後半、磐梯リゾートが巨額の負債を抱えるようになったのは、一部の旧大蔵省OBが開発事業を私物化したからだと何度も報じている。
「新聞は98年に、旧大蔵省OBのA氏がテクノ社傘下のゴルフ場における預託金250億円の流用疑惑に関与していると大きく伝えています。また雑誌は、A氏がゴルフ場に対して、旧知の銀座の女性画商から約1億円相当の絵画を購入させた挙げ句、画商と金銭トラブルになっているとも報じました」(前出のジャーナリスト)
テクノ社やゴルフ場の社長を務めていた鈴木氏の父親が、こうした乱脈経営の責任を負う立場にあったことは間違いあるまい。さらに、注目すべきは福島県信用農業協同組合連合会(JA福島信連)との間で生じた裁判沙汰だ。テクノ社は自社のゴルフ場開発中止の理由はJA福島信連の融資が止まったことにあるとして、信連を相手取り損害賠償を求めて裁判を起こしていた。こうした経緯については「親族である鈴木氏が公平・公正な立場から農水相の職務を遂行できるのか、疑念を持たれかねない」(同)との指摘もある。
「もう解決済み」
現在は東京都江戸川区にある鈴木氏の自宅マンションの近くに夫婦で暮らす、父親に話を聞いた。
「Aさんの弟さんは私の会社の役員でしたから。その関係で数回、会っただけです。それほどの付き合いがあったわけではありません。(テクノ社とJA福島信連との裁判は)もう解決済みですよ」
一方、鈴木氏にも書面で質問を送ったが、期限までに回答は得られなかった。
「おこめ券」の不評から高市内閣のアキレス腱となりつつある鈴木氏。12月18日発売の「週刊新潮」では、テクノ社とJA福島信連とのトラブルの詳細と、鈴木農水相本人の地元での評判について報じる。
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