“セ・リーグ制覇”の翌年は“Aクラス入り”の好成績も…巨人ファンはなぜ「阿部慎之助監督」に厳しいのか
戸郷と泉口に対する“パワハラ”疑惑
「シーズン中には少なくとも2回、阿部監督のパワハラ疑惑がネット上で議論されました。さらにシーズンオフでは複数の選手やスタッフが阿部監督と確執があったと報じられ、これも話題を集めました。順に振り返ってみましょう。まずパワハラ疑惑の1番目は4月11日の対広島戦で、エースの戸郷翔征投手が2回に3失点し、さらに4回には6安打を浴び7失点しました。阿部監督は戸郷投手がメッタ打ちされても全く動かず、合計10失点でやっと球審に交替を告げたのです。SNSでは『パワハラ』と批判が殺到、日刊ゲンダイDIGITALが『阿部監督には「パワハラ批判」…巨人エース戸郷4回10失点で“さらし者”涙目降板、3戦連続KO』とのタイトルで大きく報じました」(同・記者)
パワハラ疑惑の2番目は7月17日の対ヤクルト戦。3回表の巨人はノーアウト1塁2塁のチャンスを迎えた。ここで打席にショートを守っていた泉口友汰が立ったのだが、スリーバント失敗でアウトになってしまう。
「この時、阿部監督は“鬼の形相を浮かべた”と週刊女性PRIMEは報じています(註)。阿部監督は選手交代を告げ、次の回から門脇誠選手がショートを守りました。試合後に泉口選手は『自分のせいで負けた』と取材陣の前で落胆していたと報じられましたが、SNSでは擁護する声が非常に目立ちました。逆に阿部監督には『こんなパワハラ監督では若手が育たない』、『チームの雰囲気が悪くなっただけ』といった批判が集中したのです」(同・記者)
シーズンオフでは“確執問題”
そしてシーズンが終わると、選手やコーチと阿部監督との間に確執があったという記事が立て続けに報じられた。
第2回【巨人「阿部監督」が蒸し返される“昭和のスポ根”批判…現役時代には「沢村ポカリ事件」に「後輩に丸刈り指示」も】では、山瀬慎之助、オコエ瑠偉、そして桑田真澄氏と阿部監督との“人間関係”についてお伝えする──。
註:巨人・阿部慎之助監督の“懲罰交代”が物議、ベンチで泉口友汰をフォローする長野久義と比較された“令和指導者の資質”(週刊女性PRIME:7月19日)
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