小室眞子さん「企画に参加」からスタートか 「メトロポリタン美術館就職」への道

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単純に評価される人材

「METにとって眞子さんを雇用するメリットを考えると、それは少なくないとの評価があります。皇室関連の文化財・調度品・博物館資料への理解と日本の博物館制度・文化財行政への理解の高さ、そして対外的な発信力……。これらを1人で兼ね備える人物はなかなかいません。しばしば皇室に代々受け継がれてきた美術品を収蔵する『皇居三の丸尚蔵館』へのアクセスをMETが頼りにするのではないかとの見立てが語られていますが、それはそれとして、単純に日本文化・美術への正確な知識を持つ人材は重宝されるということでしょう」(同)

 その一方で眞子さんの採用を妨げる要素も存在する。具体的には日本国内からの「皇室特権・優遇批判」、美術史専門家としての実績不足といった点だ。

「眞子さんの起用そのものが特別扱いだと指摘されてしまうと、美術館の信頼性や公共性が揺らぐ可能性があるため慎重にならざるをえないとの見方があります」(同)

採用率はかなり高そう

 そういった点を踏まえ、採用があり得るポジションとしてはどういったものになるのだろうか。

「日本関連の展示で企画チームに参画するところからスタートするのが無難ではないかとの意見がありますね。キュレーターではなくアシスタントレベルであれば博士号は不要というか、現在の経歴で応募しても不自然ではありません。日本と海外との橋渡し役という意味でも重宝されるはずです」(同)

 美術館が企画する大規模なプロジェクトごとに選ばれるポストや任期付きの研究員は眞子さんのバックグラウンドが評価されやすく採用率はかなり高そうだ。そういったポストで経験を積み、ステップアップすることも眞子さんの頭の中にあるのだろうか。

「政治的な部分、つまり人脈・ネットワークも当然見えないところで効いてくることでしょう。それを意識しての“誕生日ランチ”だったのではないでしょうか」(同)

デイリー新潮編集部

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