ジャイアント馬場との“兄弟タッグ”でマット会を席巻! 「こんばんは事件」ラッシャー木村が“マイクを握らなかった日”
プロレスラー・ラッシャー木村が永眠して、今年で15年半あまりが過ぎた(2010年5月24日没)。逝去した翌日、新聞ではこんな見出しが躍った。
〈マイクでも観客魅了〉(西日本新聞)
〈試合後のマイク人気〉(沖縄タイムス)
〈“必殺技”はマイク〉(サンケイスポーツ)etc.
年末になると、筆者は思い出すことがある。試合後のマイク・パフォーマンスが定着した1980年代後半、あの木村選手がマイクを持たなかった日が、2回あったことを。それは当時の主戦場だった全日本プロレスの冬の風物詩「世界最強タッグ決定リーグ戦」シリーズ中のことであった。...

