「スーパー戦隊シリーズ」終了を惜しんで“爆破体験”…名物ロケ地「岩船山」で実際に“爆炎と熱風”を目の当たりに!
コスプレ撮影の聖地に
爆破体験の写真をSNSに多く投稿しているのが、コスプレイヤーだ。近年、コスプレ写真をシチュエーションにもこだわって撮影する例が増えており、爆破はバトル物の作品のコスプレにうってつけといえよう。「デイリー新潮」で過去に取材した女装男子で、コスプレイヤーのさくら氏は「戦姫絶唱シンフォギア」の立花響のコスプレで撮影している。
「ロケーションの効果もあって、バトル系の作品のコスプレが映えますよね。爆破の勢いは本当に凄くて、熱、音、衝撃波の3つが同時に襲い掛かってくるような感じです。ポーズを構えて立っているとだいぶ緊張するのですが、それが何だか心地よくもあり、とっても楽しい撮影体験でしたね」(さくら氏)
こう話すさくら氏が実際の写真を見せてくれたが、なるほど、背後に立ち上がる炎は大迫力で、立花響のコスプレが引き立っている。CGでは実現できない、リアルな写真を撮影することができるのは間違いないようだ。
さて、今回撮影するのはぬいぐるみだ。案内を務めたスタッフも「ぬいぐるみを手に持って撮影した方はいますが、ぬいぐるみがメインというのは初めてですね」と話すほど、珍しい試みのようである。果たして、どんなシュールな写真が撮影できるのだろうか。
赤い炎と白煙が上がる
2人は現地でだいあぱんの愛好家たちと合流。さっそく、持ち寄っただいあぱんを設置していくが、スタッフが「もっと後ろに置いた方が迫力ある画像になりますよ」とアドバイス。実際に爆破を扱うスタッフはスーパー戦隊のロケにも参加しているベテランということで、会心の一枚が撮影できるよう、万全の体制でサポートしてくれる。
実施前には入念にリハーサルが行われ、いよいよ爆破へと移る。ナパーム爆破、セメント爆破がそれぞれ1回ずつ、合計2回行われ、異なった雰囲気の写真が撮影できるのがウリだ。まずはナパーム爆破。3、2、1の合図とともに、ドーンという音がして真っ赤な炎が上がった。炎の迫力も凄まじいが、強烈なのは熱風で、100m以上離れても感じることができたほどだ。
続いて、セメント爆破へ。火薬を使ってセメントの粉を炸裂させる爆破で、ダーンという音が響くと四方に白煙が上がった。いずれも、スーパー戦隊シリーズで見たあの爆破そのものである。NITOさんはスーパー戦隊のファンとのことで、「テンションが上がらずにはいられませんね」とコメント。仕上がった写真は、笑顔のぬいぐるみの後ろで炎や白煙が上がる、なかなかシュールかつ芸術性の高いものとなった。
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