なぜ視聴者は熱狂するのか 年内の「水ダウ」は「名探偵津田」一色に…伝説になった「長袖をください」
水ダウの人気企画
11月26日放送の「水曜日のダウンタウン」(TBS系)で、人気企画の「名探偵津田」の新シリーズが始まることがサプライズ発表されて話題を呼んでいる。【ラリー遠田/お笑い評論家】
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番組内では、劇団ひとりとダイアンの津田篤宏が電気イスゲームという企画で戦いを繰り広げていた。そのゲーム中、劇団ひとりが椅子に電気を流されて、ダメージを受けてその場にうつ伏せに倒れ込んだ。本来ならすぐに起き上がるはずなのに、なぜか劇団ひとりは倒れたまま、ピクリとも動かない。
その様子を見て、現場にいる津田も、VTRを見ている出演者も、しばらく何が起きたのかわからずに困惑する中で「名探偵津田 第4話 ~電気じかけの罠と100年の祈り~」というテロップが表示された。この企画が実は「名探偵津田」の導入だったことが明かされ、Xでは「名探偵津田」という単語がトレンド入りして、「待ってました」「嬉しすぎる」と歓喜の声であふれかえった。
別の企画の途中で何の前触れもなく「名探偵津田」が始まるというこの演出は実に巧妙である。12月17日と24日には第4話の前編と後編が放送される予定であり、年内の「水曜日のダウンタウン」は完全に「名探偵津田」一色になる。
名探偵津田という企画の当初の正式名称は「犯人を見つけるまでミステリードラマの世界から抜け出せないドッキリ、めちゃしんどい説」である。津田がターゲットとなり、彼だけが何も知らされないままミステリードラマの世界に放り込まれてしまう。周囲はすべて仕込みの俳優やスタッフであり、津田は自分で犯人を見つけるまでこの世界から抜け出せなくなる。
この企画の人気ぶりは数字が証明している。4月24日放送回で発表された「視聴者&出演者が選ぶ“一番好きな説”ランキング」では、2位以下に大差をつけて堂々の1位を獲得した。また、2024年12月18日に配信された第3話完結編はTVerで429万回再生され、TVerで配信されたすべてのバラエティ番組の中で配信開始後8日間再生数の歴代最高記録を更新した。なぜこの企画はここまで視聴者の心をつかんだのだろうか。
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