後輩思いのあらわれ? 「阪神・近本」ロングラン交渉の本当の狙い 「残留は早い段階から決まっていた」
不動のリードオフマン
8月に取得条件を満たした国内フリーエージェント(FA)権を行使するか否か、ファンならずともその動向が注目されていた阪神の近本光司外野手(31)。権利行使の申請デッドラインにあたる11日の夕方、「行使せず残留」の結論に至った。「ギリギリまで交渉を行った」とされる背景には、実は後輩たちへの思いも含めた深謀遠慮があったという。
それは一体、どういうものか――。
近本は兵庫・淡路島で生まれ。社高校、関西学院大、大阪ガスを経て2018年にドラフト1位で阪神に入団した。...

