「妊娠中の女性社員のおなかに頬を寄せ、“俺の子か?”」 東海テレビ会長のセクハラ飲み会を出席者が告発 「20代の社員に無理やりキスさせた」
看板女子アナを接待要員として……
その一つが22年春に開かれた会食だという。
「東海テレビのスポンサーの一つに、自動車関連企業のA社があります。同社は毎年、名古屋で行われるスポーツ大会のスポンサーも務め、大会は東海テレビで放送される人気コンテンツの一つとなっている。そのA社トップが女子アナBのファンだと、小島さんの耳に入ったことがすべての始まりでした」(前出の東海テレビOB)
Bアナは年配者を中心に根強い人気を誇り、同局の看板アナの一人に数えられる。
後日、小島会長の号令下、「女性社員の交流」を名目とする東海テレビとA社の飲み会がセッティングされた。
「両社から複数の女性社員が参加しましたが、本来なら局側からは広告やスポーツ事業を担当する女性社員が顔を出せば済む話。しかし小島さんが声をかけ、Bも参加することになった。この会を機にA社トップと彼女は連絡先を交換することになり、以降、“いまから飲みに行こう”などと誘いの連絡が来るようになったといいます。しばらくしてから、“最近、よく誘われるんだよね”と困った様子でこぼす彼女の姿が目にされました」(同)
Bアナの携帯に電話し、詳細を尋ねようとしたが、「お答えしかねます。会社に連絡された方がいいと思います」
そう言って電話は切られた。
「妊娠中だった女性のおなかに頬を寄せ、“俺の子か?”」
当時、終業後に社内の女性を連れて飲みに出かける小島会長の姿が頻繁に目撃されてもいた。
「22年前後のことです。平日の18時過ぎから、小島氏は派遣社員の女性2名らを連れて、名古屋市内の飲食店で私的な懇親会を開きました」
こう話すのは、その会に出席した関係者である。派遣社員の女性二人はどちらも既婚者で、年齢はそれぞれ20代と30代。
「1次会の後、近くのカラオケボックスに移って2次会が始まりました。酔いも手伝ってか、小島氏は終始、上機嫌だった。ところが会が中盤に差しかかった頃、彼が突然、20代の女性に“キスしてよ”と迫り、自らの頬にチューさせたのです。さらに妊娠中だった30代女性のおなかに頬を寄せ、“俺の子か?”と喜々とした表情で軽口までたたきました」(同)
小島会長はその後も、彼女たちに抱きつくなど大ハッスル。すっかりご満悦の様子で帰路に就いたという。
「女性たちもその場では小島氏のノリに合わせ、嫌がる素振りは見せていませんでした。けれど、たとえ不愉快に感じていたとしても、派遣先の社長(当時)から強いられれば、立場上“やめてください”なんて言えるはずがない。東海テレビは公共の電波を扱う報道機関でもあるはず。そのトップが見せた恥知らずな振る舞いにはあぜんとさせられました」(同)
ちなみに同社は昨年、全社員および協力会社スタッフを対象にアンケート調査を実施し、フジテレビ事案に相当するようなハラスメント行為はなかったと結論付けていた。
さらに、小島会長の資質を疑う行状は他にもあるという。
後編【「奥さんとは別の元フジ社員と同居」 “セクハラ飲み会”の東海テレビ会長にさらなるスキャンダルが発覚 直撃に本人は「答えな~い」】では、小島会長が妻ではない女性と同居している問題について報じる。








