「悲しきヒットマン」76歳で逮捕! 18年間の逃亡劇で注目される支援者の名前

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多三郎一家組長の刺殺事件

 バブル景気の最中、1988年に刊行されたルポルタージュ『悲しきヒットマン 最大組織山口組・抗争と人間の実相』は大いに話題を呼んだ。著者は当時山口組の顧問弁護士を務めていた山之内幸夫氏。インサイダーならではの視点と情報が盛り込まれていた同書は三浦友和主演で映画化もされた。

 それから37年――4月に6代目山口組が一方的な抗争終結宣言を出し、その後に若頭が交代して以降、目立った話題がなかった中で久々にヤクザ業界を驚かせる“事件”が起きた。

「悲しきヒットマン」のモデルとされる組織幹部の長きにわたる逃亡劇にピリオドが打たれたのだ(文中の組織は当時の名称の場合もあります)。...

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