安倍元首相狙撃の「真犯人は闇の勢力」といった“陰謀論”はなぜ後を絶たない? 「山上被告が犯人じゃなかったら」…素朴な“もしも”が「SNSで補強され続けてきた」

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 第1回【「安倍元首相」銃撃事件で“陰謀論”が過熱する理由…山上被告が「私がしたことに間違いありません」と述べても…SNSでは「被告が撃ったのは空砲」「真犯人は別にいる」】からの続き──。安倍晋三・元首相が銃撃されて死亡した事件を巡り、奈良地裁では10月28日に初公判が開かれた。(全2回の第2回)

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 殺人罪などに問われている山上徹也被告は罪状認否で「私がしたことに間違いありません」と殺人罪については認めた。さらに検察は冒頭陳述で「山上被告の単独犯」を明確に主張した。...

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