プロレスに“市民権”をもたらした元横綱「輪島」…「バカな俺を温かく迎えてくれた」リングに残した功績
初代タイガーマスクに代表される1980年代前半のプロレスブーム。テレビはもちろん専門紙・誌、夕刊紙が大いにその流れを盛り上げたが、朝刊スポーツ紙にプロレスは載っていなかった。
その流れを変えたプロレスラーがいる。第54代横綱、輪島大士だ。
1986年4月のプロレス入りに合わせ、朝刊スポーツ紙も一気にプロレス報道に参入する。元横綱という威光もあったが、現在も朝刊スポーツ紙でプロレス報道が掲載されているのは、極論すればこの輪島のおかげと言っていいかも知れない。...

