引退会見に50人以上が集結! “巨人愛”貫いた「長野久義」は監督になれるのか

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いつのまにか会計を……

「これまで何度も引退会見を取材していますが、あんな風景は見たことありませんでした」

 と、スポーツ紙記者が目を見張ったのは、10月14日に巨人・長野久義(40)が行った引退会見である。彼を慕うチームメイトやスタッフが53人も駆け付けたのだ。

 球界での“人望の厚さ”というと、長野の右に出る者はいないといわれている。

「“コミュニケーション・モンスター”とは彼のこと。プロ入り前はホンダにいたのですが、野球選手としてのみならず社会人としても評価が高く、“野球をやっていなくても出世していた”という話を聞いたことがあります」

 夜の街での振る舞いもスマートで、

「銀座で飲んでいると、本人がいるときはもちろん、本人がいない酒席であっても、いつのまにか彼が会計を済ませている。かねてお店に“巨人関係者が来たら勘定は回して”と言い含めていたのだとか。そんな具合だから、恩着せがましくないし、見返りも求めない」

監督就任の可能性

 会見では“大学院進学を目指す”と表明。

「受験先は秘密とのことですが、12月に受けるそうです。桑田真澄2軍監督が卒業した早稲田大や、工藤公康元ソフトバンク監督や吉井理人ロッテ前監督らが通った筑波大が有力。球団も後押しするのだとか」

 ……ということは、もしかして将来の監督候補?

「巨人には“4番かエースを務めた者のみ監督になる資格を持つ”という不文律がある。“4番長野”のイメージは薄いですが、一応“第75代4番”です」

“生え抜きしか監督になれない”ともいわれる。丸佳浩がFAで巨人に入団した際、長野は人的補償で広島に移籍し、4年間過ごしているのだが、

「あれはプロテクトから外した巨人が悪い。長野は、ドラフトで他球団からの指名を2度も拒否して巨人に入団した男。彼ほど巨人愛を貫いた選手はいません。監督になる可能性は十分ありますよ」

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