「ここまで似ているとは…」草なぎ剛主演ドラマ、大ヒット韓ドラに“寄せた”裏事情
フジ系「終幕のロンド」
元SMAPメンバーの草なぎ剛(51)が主演しているフジテレビ系秋ドラマ「終幕のロンド-もう二度と、会えないあなたに-」(月曜午後10時)がスタートした。草なぎ演じる遺品整理人が死者や遺族の心に寄り添い、残された者へのメッセージを解き明かす物語で関西テレビが制作を担当している。草なぎが民放の連ドラに主演するのは2年半ぶりとあって注目が集まっているのだが、業界からはある大ヒットドラマとの“酷似”を指摘する声が上がっている。
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テレビ誌編集者が指摘する。
「そのドラマは2021年にNetflixで配信された韓国ドラマ『ムーブ・トゥ・ヘブン: 私は遺品整理士です』で、物語の設定がどういうわけかとてもよく似ているのです。主人公の職業は同じ遺品整理人で、遺品整理を行う会社の名前は韓ドラが『Move to Heaven』社で、フジの方は『Heaven's Messenger』です。また、草なぎ演じる主人公・鳥飼は“妻を亡くしたシングルファーザー”という設定ですが、韓ドラでは、主人公の父親が同じ設定です。
13日放送の初回と翌週の第2回では、残された預金通帳とそこに込められた死者のメッセージを主人公・鳥飼が解き明かしていましたが、その筋書きも韓国ドラマ『私は遺品整理士です』でしっかり描かれていました。韓ドラ版の主人公はアスペルガー症候群であるのに対し、フジ版は新人女性社員の久米ゆずはが自閉症気味で嗅覚障害という設定です。ここまで似ているとは思いませんでした」
草なぎが主演したフジのドラマと言えば、「僕シリーズ」と「戦争シリーズ」の3部作がよく知られている。2003年放送の火曜10時枠「僕の生きる道」、04年の同「僕と彼女と彼女の生きる道」、06年の同「僕の歩く道」はいずれも最終回の視聴率が20%を超える大ヒットで社会現象に。しかし、15年の同「銭の戦争」、17年の火曜9時枠「嘘の戦争」、23年の月10時枠「罠の戦争」は次第に視聴率を落としていった。
「今回放送中の『終幕のロンド』第1話の平均視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)は世帯5.9%、個人3.1%で、第2話は世帯5.3%、個人2.8%と下落してしまいました。草なぎ演じる遺品整理人の優しさや誠実さが視聴者の癒やしとなったのですが、そこに突然、御厨ホールディングスなる会社の陰謀劇のような展開が入り込み、ストーリーが複雑化してしまいましたね」(前出のテレビ誌編集者)
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