「藤川阪神」を倒して“常勝軍団”復活なるか? ソフトバンクの不安材料は「ここ一番でやらかしてきた過去」との指摘も

スポーツ 野球

  • ブックマーク

「やらかしてしまう」DNA

 その前田氏に「なぜソフトバンクは王手をかけながら敗北することが多いのか」と取材を依頼すると、「プロ野球チームには伝統というものがあります」という答えが返ってきた。

「チームの伝統は栄光の歴史だけが受け継がれるわけではありません。不思議なのですが、なぜか屈辱の歴史も引き継がれてしまうのです。例えば不振に苦しむチームは、監督を変えても選手が入れ替わっても成績が全く上向かないということがあります。そして思い出していただきたいのですが、ソフトバンクは『ここ一番』という大事な場面で敗北したことが何度もあります。いわば“やらかしてしまう”という伝統がソフトバンクには存在するのではないでしょうか」

 一部のプロ野球ファンはソフトバンクに“常勝”というイメージを持っているかもしれない。

 だが、ソフトバンクはシーズンで相手チームの大逆転優勝やCSでの下剋上を許してきた“負の歴史”が豊富だ。

 第2回【「ソフトバンクは短期決戦に強い」は本当か? 日本シリーズでは「苦労を重ねたチーム」より「盤石の強さを誇るチーム」のほうが有利と元プロ投手が語る理由】では、その“暗黒史”をお伝えする──。

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。