「彼はPL学園出身なので…」 ロッテ新監督「サブロー」が心配されてしまうワケ

スポーツ 野球

  • ブックマーク

満を持しての登板のはずが……

今季リーグ最下位に沈んだロッテ。その新監督にサブロー氏(49)が就任した。

 1995年にドラフト1位でロッテに入団。リーグ3位から日本一になった“下克上”の2010年を含め、長きにわたり主軸を担った。16年に引退し、23年から2軍監督に。チーム不振の今季途中から1軍ヘッドコーチに昇格している。

 スポーツ紙デスクいわく、

「将来の監督候補としてオーナー家に寵愛されてきた生え抜きのスター。満を持しての登板ですが、彼はPL学園出身でして……」

 それがどうしたのか?

「ここ最近、PL出身のスター選手が立て続けに監督に就任しているんですが、いずれも残念な結果に終わっているんですよね」

 同校が輩出した82人のプロ野球選手の中で初めて監督になったのは尾花高夫氏。10年に横浜の監督に就任したが、2年連続最下位で解任された。

 平石洋介氏は、プロ通算37安打と選手としては振るわなかったが、指導力を買われて18年途中に楽天初の生え抜き監督に。1年目最下位から2年目は3位に浮上するもお払い箱となった。

 87年に主将として甲子園春夏連覇を果たした “ミスター・ドラゴンズ”こと立浪和義氏は、22年に中日の監督となるも、3年連続最下位で退任した。

 メジャーでもプレーした松井稼頭央氏は、23年に古巣の西武で監督に。初年度5位、2年目は序盤から最下位にあえぎ、シーズン途中で事実上解任された。

 選手として2度も日本シリーズMVPに輝いた今江敏晃氏は、24年に楽天監督を務めるも4位に終わり、2年契約ながら1年でクビになった。

“昭和の野球”

 ここまで凶事が続くとジンクス、いや“PLの呪い”に思えてしまう。それとも彼らに何か原因があるのか。

「PLといえば、鉄拳制裁をも辞さない厳しい練習と上下関係が有名でした。もちろん今の時代は許されませんし、逆に“優し過ぎる”と批判された監督もいます。かといって、選手を叱ったりせずに先発から外したり2軍に落としたりすれば、“好き嫌い人事”と批判されてしまいますし……」

 サブロー新監督はどうするのだろう。

「かねて“昭和の野球”を標榜し、秋季キャンプも『けがをしてもいいくらいの気持ちで無理やりやらせようと思っている』と意気込んでいます」

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。