フリー2年目、元・尼神インター誠子の今 お笑い、誠子食堂、舞台…「心の豊かさ増えた」
料理が好き
体型維持のために大事にしているのは、「前に入っていた服が入るかどうか」だという。
「例えば、デニムがきつくなったなと思ったら、『じゃあちょっとなんか調整しようかな』というくらいの『緩い感じ』で気を付けています。ストイックになりすぎないことが大事だと思います」
こうして健康を気に掛けるようになって、活動の一つとなっているのが「食」だ。コロナ禍をきっかけに料理を好きになり、勉強するようになった。
「インスタグラムに作った料理の写真をアップしていたら、自然と『誠子食堂』って呼んでくださる方が増えたんです」
「誠子食堂」では、地元の神戸のマルシェでお弁当を販売したり、カナダのバンクーバーでは「誠子食堂inバンクーバー」として、現地の方に料理を食べてもらうイベントを開催したりと、活動の幅が広がっている。
ビジネスとして利益を得ようとしているのではなく、地域創生への貢献という目的を持っているという。
「地元の食材をアピールすることで、困っている農家さんや農業関係の方の力になればいいなと思って発信しています」
新たな挑戦として、演劇の世界にも足を踏み入れた。コンビ解散の前の2023年7月には舞台「明けない夜明け」で小島藤子、吉本実憂と三姉妹役を演じた。解散後も、25年5月には舞台「ハイカラ」で織田作之助の妻・一枝役を演じている。
笑い、食、舞台……色々なことを一人でやっていると、「大変じゃないですか」とよく聞かれるようだが、トータルでみると、とても楽しく感じているという。
「今までにはない活動ができるし、今までにはない苦労も経験できるんです」
フリーになって2年目に入ったが、1年目の頃に比べたら仕事も生活も安定してきているという。
「仕事の数が減った分、一つ一つの仕事を大切に受けさせていただき、やりがいと想いを込めてできるので、心の面での豊かさが増えたと感じています」
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第4回【「私の目には入ってない」お笑い芸人・誠子が悪質コメントを一蹴 SNSと向き合う独自哲学】では、誠子がSNSとの向き合い方について語っている。
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