“清楚系美少女”から大変貌! 朝ドラ「ばけばけ」で視聴者を驚かせた「43歳女優」とは
9月29日にスタートしたNHK連続テレビ小説「ばけばけ」。初回の平均世帯視聴率は16%と前作「あんぱん」を上回り、まずまずの滑り出しといったところだろう。そんなこのドラマを巡って一番注目されているのは、あの女優の“ばけ具合”だという。
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朝ドラヒロインから“カムバック”
舞台は明治時代の島根県松江。「耳なし芳一」や「雪女」などで知られる『怪談』を著した作家・小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の妻、セツの生涯がモデルとなっている。
「ヒロインを演じるのは高石あかり(22)。彼女は朝ドラ史上3番目に多い2892人の応募者の中から、オーディションを勝ち抜いて“朝の顔”の座を射止めました。最終審査では満場一致でした」(芸能デスク)
ところがいざふたを開けてみると、下手をすれば主役がかすんでしまうほど、話題をさらっている共演女優がいる。ヒロインの母役を務める池脇千鶴(43)である。
「彼女は2001年の朝ドラ『ほんまもん』でヒロインに抜てきされ、料理人を目指す女性を好演していました。元ヒロインが母役として朝ドラにカムバックするというのは近年の流行ですね」(同)
具体的には、
「2年前の『ブギウギ』で主人公の実母役だった中越典子は、かつて『こころ』のヒロインでした。21年の『おかえりモネ』では、その30年前に『君の名は』でヒロインを務めた鈴木京香が母役。1996年に『ひまわり』のヒロインだった松嶋菜々子も6年前、『なつぞら』に育ての母役で出演していました」(同)
「ここまでスッピンを貫く女優はいない」
こうした風潮に、演技派で鳴らす池脇も参戦した格好だが、彼女は他の“カムバック”女優陣とは一線も二線も画した。
「初回放送後、SNSでは“どれが池脇千鶴か分からない”という声が引きも切らなかった。堂に入った着物姿で、とても43歳には見えない貫禄でしたから」(前出のデスク)
もっとも、清楚な美少女から最初の大変貌を遂げたのは、10年前、映画「きみはいい子」で2児の母親を演じたときのこと。
「プロデューサーから“太ってくれ”と言われ、オーダー通りに太ったそうです。以後、ますます貫禄がついています。あるインタビューでは“美魔女に興味がない”“化粧水さえつけない日がある”と語っているほど体形維持や美容には無頓着で、徹底的に自然体で生きていますね」(同)
現在の彼女について、ドラマ関係者が明かす。
「普段からメイクもしない本人は“だって、年を重ねたら自然と下に落ちていくものでしょう”と言っていました。寄る年波に逆らわない生き方は、さながら樹木希林ですね。希林さんとは異なり独身で、現場には必ずマネージャーが付き添っていますが。ともかく、ここまでスッピンを貫く女優はほかにいません」
仕事には熱心に取り組み、
「朝ドラの撮影が休みでもそのまま大阪に滞在して役作りに励んでいる。監督も彼女を気に入って、必ずアップを撮っています」(同)
仕事選びにもこだわりが。
「舞台はやらない主義みたいで、ドラマも単発ばかり。もっぱら映画とNHKを活躍の場にしています」(同)
彼女の今後については、こう予測する。
「『ばけばけ』効果で、さらに仕事が増える可能性もありますよ。なにしろ唯一無二の存在感ですから。主演ではないまでも、例えば虐待をする母親や、地方のスナックのママといったやさぐれている女性の役をやらせたら右に出る者はいないでしょうね」(同)
次はどんな姿でばけて出るか。








