“ランジェリーモデル”解禁も今後の方向性は…キムタクと静香の次女「Koki,」の覚醒に必要なものとは
イタリアのランジェリーブランドのアンバサダーに
俳優で歌手の木村拓哉(52)と歌手の工藤静香(55)の次女で、モデル・女優のKoki,(22)が9月29日、自身のインスタグラムでイタリア発のランジェリーブランド「Intimissimi(インティミッシミ)」の日本初のローカルアンバサダーに就任したことを発表した。
【写真】ローカルアンバサダーを務めるイタリアのランジェリーブランド「Intimissimi」の商品を身に着けたkoki,
同ブランドは彼女の起用理由を《国際的な舞台で活躍するKoki,さんは、次世代をリードする強い影響力を持つ存在です。彼女の美しさと、常に成長を求める姿勢は、多くの人々にインスピレーションを与え、Intimissimiが伝えたい価値観とビジョンにマッチしています》などと説明している。
Koki,は2018年、都内のインターナショナル・スクール在学中の15歳の時に、ファッション雑誌「ELLE japon」7月号の表紙モデルでデビューした。同誌の表紙モデルを日本人が飾ったのは2人目となったが、それ以上に、芸能界を代表する大物カップル2世のデビューとあって、何かと話題になった。
同年8月には、「ブルガリ」のアンバサダーに歴代最年少の15歳で、翌9月には「シャネル」のビューティーアンバサダーに就任。ともに日本人初となった。いままで実績のある芸能人でも、日本でよく知られる両ブランドのアンバサダー就任はなかなかかなわなかったが、親の“七光”ならぬ“十四光”の威光を堂々と見せつけることになった。
「さらに、21年には米の化粧品ブランド『エスティローダー』の最新グローバルスポークスモデルとして契約しています。各ブランドから与えられた肩書はバラバラですが、日本市場における販売戦略面で、何らかのプラスになるとの思惑があるようです。彼女はインターナショナル・スクールを卒業し、ある程度英語も話せることもあり、デビュー以来、海外市場も見据えて仕事のオファーを受けるという姿勢は変わらないようです」(広告代理店関係者)
デビュー時からKoki,は、既存の芸能事務所には所属せず。もっぱら現場に帯同しマネジメントを行っているのが母・静香であることは業界内ではよく知られた話だという。
「静香さんは、かつて芸能界で“りえママ”としてその存在が広く知られていた、宮沢りえ(52)の母親、故・光子さんのように、常に現場に帯同しています。Koki,さんの姉で、フルート奏者・モデルのCocomiさん(24)も静香さんがマネジメントしています。父親の木村さんはまったく絡んでいません。現場での静香さんは、オフレコながらただの立ち話のような雑談にも気さくに応じてくれるので、『まさか、あの、静香さんが』と記者たちは驚いています」(映画業界関係者)
俳優業は……
もともとモデルとしてデビューしたKoki,だが、ジャパニーズホラーの名手の1人である清水崇監督がメガホンを取った映画「牛首村」(22年)で女優デビューにして、映画初主演を務めた。
「Koki,さんは2役を演じましたが、メインの主人公の役はとにかく悲鳴をあげたり、おびえたりするシーンが多かったので、演技力よりも感情表現が必要とされる役でした。そこはなかなかうまくハマり、この作品で在京スポーツ紙の映画担当記者が選ぶ『ブルーリボン賞』の新人賞を受賞しました。作品のロケは、北陸地方最凶の心霊スポットとして実在する坪野鉱泉でも行われましたが、現地に同行していた静香さんは、『私、霊強いから、かなりヤバかった~』とややうれしそうに話していたのが印象に残っています」(撮影に参加したスタッフ)
その後、アイスランド映画「TOUCH/タッチ」(日本公開は25年)、日本未公開の海外作品「Tornado」(原題)に出演。そして、韓国の人気ドラマをリメークした2部作の映画「女神降臨」(Before 高校デビュー編は3月、After プロポーズ編は5月公開)で主演を務めたのだが……。
「『タッチ』は、父親の事務所の先輩だった本木雅弘さん(59)との共演が話題になったぐらい。出演に海外作品を選ぶのは、明らかに今後、英語力を生かしての本格進出を見据えてのもので、海外のブランドアンバサダーをこなすのも海外に名前を売るためですが、もっと、日本で実力を磨いてからでも遅くないはずです。『女神降臨』ではメイクをマスターして人生を変える、外見にコンプレックスを持っていた主人公役を演じましたが、あまり予算がなかったのか、共演者も微妙な面々でクオリティーは韓国ドラマよりもかなりダウンしてしまいました。そのおかげで、2作合わせての興行収入は4億円ほどで、大惨敗でした」(映画担当記者)
大きな舞台が用意されているのに、俳優業が当たらない理由はあるのだろうか。
「もともとモデルデビューで、目立つ仕事はブランドのアンバサダーなど、モデル業の延長線上です。俳優としてやっていくのであれば、どの世代を集客のターゲットにするのか、という狙いもあまり見えず。そもそも多くの人を惹きつけられる表現力、演技力がまだまだ足りません」(同)
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