「科捜研の女のイメージを引きずりすぎた」 沢口靖子の月9「絶対零度」が低調スタートのワケ

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脇役に期待

「若く見える沢口ですが、60歳という年齢を考えるとアクションは頑張ったほうだと思います。しかし、『絶対零度』は“コールド・ケース”と呼ばれる未解決事件を紐解くドラマで、上戸彩も沢村一樹もタイトル通り冷たくて鋭い世界観を体現していました。そこへ『科捜研』の世界を引きずった“おとぼけのシンデレラ”が加わったために、シリーズの設定もブレブレになったように思います。ファンの中にはがっかりしている人も少なくないはずです」

 なぜそんなことになったのだろう。

「長澤まさみや浜辺美波、上白石萌音と萌歌の姉妹を抱える東宝芸能の筆頭とも言えるのが、第1回東宝シンデレラグランプリの沢口ですからね。東宝芸能の若手にフジのドラマに出演してもらうためには、事務所の先輩・沢口への忖度も必要なのでしょう」

 このままで「絶対零度」は大丈夫だろうか。

「初回の放送で奈美のキャラは固定されてしまったので、脇に頑張ってもらわないといけません。頼みの綱は、過去のシリーズにも出演している横山裕です。今年の『24時間テレビ』(日テレ)でチャリティーマラソンを完走して知名度と好感度を一気に高めた上、番組そのものも救いました。『絶対零度』も救ってもらいたいですね」

デイリー新潮編集部

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