織田裕二「踊る大捜査線」最新作の“勝算”は? 民放幹部が「追い風が吹いている」と太鼓判を押すワケ
3年ぶりの「世界陸上」出演で、好評を博した“熱血漢”織田裕二(57)。9月13日から9日間にわたって大役を務め上げた彼は10月以降、いよいよ大本命ともいうべきプロジェクトに参加する。
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“生みの親”の熱量
おなじみ“キター!”の雄叫びで幕を開けた「世界陸上」。メインキャスターではなく、スペシャルアンバサダーとしての一歩引いた立場が功を奏したか、評判は上々、織田は堂々たる復活ぶりを見せつけた。
そんな彼には、早くも次の仕事が。
芸能デスクによれば、
「織田さんの『世陸』が終わるのを待って、2026年公開予定の映画『踊る大捜査線 N.E.W.』の製作がようやく始まりました」
1997年にスタートしたドラマ「踊る大捜査線」。ノンキャリ刑事・青島俊作を織田が、キャリア組の官僚・室井慎次を柳葉敏郎が演じ、故・いかりや長介や深津絵里など強力な面々が脇を固めた、フジテレビの大ヒットシリーズである。
映画関係者が後を継ぐ。
「織田さんの衣装合わせはこれからですが、なにより亀山千広プロデューサー(69)の熱量がハンパではありません。さっそく檄を飛ばしまくっています」
亀山元フジテレビ社長は、「踊る大捜査線」の生みの親として知られるが、
「つくづく亀山さんは強運の持ち主だと思いますよ」
とは、さる民放幹部。
「中居正広問題でフジグループは大揺れに揺れ、問題発覚時の港浩一フジ社長と大多亮関テレ社長は辞任の挙げ句、50億円もの損害賠償を請求される始末。一方で、17年にフジの社長を退任してBSフジ社長に就任していた亀山さんは、ほぼ無傷です。というのも、旧ジャニーズは“BSには出ない”という不文律がありましたから」
そのBSフジ社長も今年6月に退任した。
「現在は“コンテンツアドバイザー”の立場で、いわば“上がり”。心置きなく自分のコンテンツ『踊る』に専心できるのです」(同)
今年7月に「踊る」関連のイベントにも登場。
「前作で生死がはっきりしなかった深津演じる恩田すみれについて、“生きている世界線で作っていく”と発言、ファンの気を引いていた。熱いながらも温厚な彼を意気に感じるスタッフともども、すでに大いに盛り上がっています」(先の映画関係者)
「間違いなく追い風が吹いている」
が、14年ぶりとなる本編の新作。いささかブランクが長過ぎる気もするが、はたして勝算はあるのか。
「間違いなく追い風が吹いているといえますね」
と、先の民放幹部は太鼓判を押す。
「『世界陸上』が視聴率的にも成功裏に終わったことで、織田さんの株は大いに上がっています。世間の“織田ロス”気分をうまく刺激し、“年を重ねて枯れた織田がちょうどいい”と実証された格好です。また、映画『国宝』の記録的大ヒットも貢献しています」
どういうことか。
「『国宝』の興行収入が邦画実写の歴代2位に上り詰めたとのニュースのおかげで、1位である『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』のすごさも喧伝されていますからね」(同)
昨年はスピンオフで「室井慎次」ものが2作公開された。
「二つ合わせて興行収入は36億円と、それなりにヒット。ラストには織田さんがサプライズ出演して、期待感をあおっていました」
あとは往年のファンが“キター!”と言うかどうか……。













